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2021/09/30 13:30

香港前場:ハンセン0.9%安で4日ぶり反落、上海総合は0.4%上昇 無料記事

 30日前場の香港マーケットは、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比212.77ポイント(0.86%)安の24450.73ポイントと4日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が96.98ポイント(1.11%)安の8663.46ポイントと3日ぶりにそれぞれ反落した。半日の売買代金は551億3890万香港ドルとなっている(29日の前場は650億5920万香港ドル)。
 中国製造業の先行き不透明感が嫌気される流れ。朝方公表された9月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.6となり、景況判断の節目となる50を19カ月ぶりに割り込んだ。国内では電力需給のひっ迫を受けて、主要企業が操業停止や減産などを相次ぎ報告している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。同月の非製造業PMIは上振れし、財新製造業PMI(民間集計)は節目の50を回復した。過度な景気不安は薄らいでいる。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ガラス生産の信義玻璃HD(信義ガラス:868/HK)が5.2%安、中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が4.3%安、中国政府系インベストメント会社の中国中信(CITICリミテッド:267/HK)が3.6%安と下げが目立った。
 セクター別では、スマートフォンや半導体などハイテクが安い。小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が3.0%、舜宇光学科技(2382/HK)が2.3%、丘タイ科技(Qテクノロジー:1478/HK)が2.1%、瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が1.5%、晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が4.1%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.0%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)と華虹半導体(1347/HK)がそろって1.5%ずつ下落した。
 オンラインゲーム関連もさえない。IGG(799/HK)が3.5%安、心動(XD:2400/HK)が3.3%安、中手遊科技集団(302/HK)が2.3%安、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.8%安、網易(ネットイース:9999/HK)が1.7%安で引けた。9月もゲームの新規承認がゼロだったと判明。香港英字紙は29日、今回の審査停止はゲームコンテンツに対する当局の監督強化スタンスを反映したもので、規制はさらに強化される可能性があると報じている。
 半面、中国不動産セクターは総じて高い。広州富力地産(2777/HK)が12.2%、融創中国HD(1918/HK)が9.5%、中国金茂HD(817/HK)が5.0%、万科企業(2202/HK)が2.2%、世茂集団HD(813/HK)が2.0%ずつ上昇した。産業支援の動きが期待される。中国人民銀行と中国銀行保険監督管理委員会などは29日夜に会合を開き、関連各部で不動産市場の安定化に取り組むことを確認した。中国恒大集団(3333/HK)の巨額債務問題が念頭にある。資金繰り不安は、融創中国や広州富力地産などにも広がっていた。また、広州富力地産は29日引け後、大株主の李思廉氏、張力氏と共同出資会社を立ち上げると発表。新会社は不動産開発、不動産投資を手掛ける予定で、大株主と共同で事業展開することにより、流動資金や財務構造の改善を図ると説明した。
 一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.37%高の3549.46ポイントで前場の取引を終了した。資源・素材株が高い。医薬品株、ハイテク株、海運株、不動産株なども買われた。半面、金融株は安い。自動車株も売られた。



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