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2021/06/10 13:30

香港前場:ハンセン0.3%高で7日ぶり反発、上海総合は0.8%上昇 無料記事

 10日前場の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比86.31ポイント(0.30%)高の28828.94ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が32.69ポイント(0.31%)高の10737.44ポイントとそろって7日ぶりに反発。半日の売買代金は699億2100万香港ドルとなっている(9日前場は621億5100万香港ドル)。
 米中対立激化の過度な警戒感の後退が投資マインドを改善させている。中国商務部は10日、王文濤・商務部長と米国のレモンド商務長官が朝方電話会談し、貿易と投資関係を推進することで一致したとする声明を発表した。また、米国と中国で、10年債利回りがそれぞれ上昇一服していることも買い安心感につながっている。ただ、上値は重い。米国では10日(日本時間午後9時30分)、今年5月の米消費者物価指数(CPI)が公表される。CPIは金融政策に影響を与えるだけに、様子見ムードも広がった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、充電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が7.3%高、太陽光発電向けガラス基板メーカーの信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス:968/HK)が4.3%高、不動産デベロッパー香港大手の長江実業集団(CKアセット・ホールディングス:1113/HK)が2.5%高と上げが目立った。
 セクター別では、海運・港湾が高い。中遠海運HD(1919/HK)が10.3%、太平洋航運集団(2343/HK)が9.6%、東方海外(316/HK)と中遠海運能源運輸(1138/HK)がそろって4.0%、中遠海運港口(1199/HK)が4.2%、招商局港口HD(144/HK)が2.6%ずつ上昇した。上海航運交易所が週ごとにまとめた中国(輸出)コンテナ貨物指数(CCFI)は、今春以降上げ足を速め、足もとでは算出開始以来の高水準を毎週更新している。
 医薬品セクターもしっかり。康哲薬業HD(867/HK)が6.2%高、中国神威薬業集団(2877/HK)が4.6%高、上海復星医薬集団(2196/HK)が2.9%高、中国医療集団(チャイナ・ヘルス・グループ:8225/HK)が2.4%高、石薬集団(CSPCファーマシューティカル・グループ:1093/HK)が1.2%高で引けた(康哲薬業は上場来高値更新)。
 太陽光や風力などエコ発電関連も物色される。上記した信義光能のほか、福莱特玻璃集団(フラット・グラス・グループ:6865/HK)が10.4%高、陽光能源HD(757/HK)が3.9%高、龍源電力集団(916/HK)が7.9%高、中国高速伝動設備集団(658/HK)が1.5%高、新疆金風科技(2208/HK)が1.1%高で前場取引を終えた。
 半面、香港・本土に拠点を置く銀行セクターの一角はさえない。スタンダード・チャータード(2888/HK)が2.3%、HSBC(5/HK)が1.1%、中銀香港(2388/HK)が0.9%、中国銀行(3988/HK)と中国農業銀行(1288/HK)がそろって0.7%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.82%高の3620.72ポイントで前場取引を終了した。医薬品株が高い。ハイテク株、消費関連株、海運株、資源・素材株、銀行・証券株、不動産株、インフラ関連株なども買われた。



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