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2021/07/20 13:33

香港前場:ハンセン1.2%安で続落、上海総合0.5%下落 無料記事

 20日前場の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比325.90ポイント(1.19%)安の27163.88ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が146.76ポイント(1.47%)安の9811.80ポイントと3日続落した。半日の売買代金は734億7330万香港ドルとなっている(19日の前場は835億5360万香港ドル)。 
 米株安を嫌気した売りが先行する流れ。昨夜の米市場では、世界経済の回復ペース鈍化を警戒し、主要株価指数がそろって急落した。新型コロナウイルス変異種(デルタ株)がアジアや欧米で感染拡大しつつあり、経済活動正常化の足かせになると危ぐされている。商品市況安も逆風。昨夜のWTI原油先物は7.5%安と急落し、一時、5月下旬以来の安値を付けた。ロンドン金属市場(LME)では、アルミや銅など主要商品が軒並み下落。この日の上海商品取引所でも、非鉄や鉄筋など主要産品の先物が安く推移している。中国の景気下支え策に対する期待感が根強く、指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、上昇の勢いは続かなかった。中国人民銀行(中央銀行)が朝方公表した事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り15カ月連続で据え置かれている。(亜州リサーチ編集部)
 エネルギー関連セクターが下げを主導。石油大手3社の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が6.0%安、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.6%安、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が3.3%安、原油掘削の中海油田服務(2883/HK)が4.6%安、石炭の中国中煤能源(1898/HK)が2.8%安、天然ガスの昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が3.9%安で引けた。
 非鉄や鉄鋼の素材セクターも安い。新疆新キン鉱業(3833/HK)が7.8%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が7.2%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.5%、江西銅業(358/HK)が5.3%、中国東方集団HD(581/HK)が5.9%、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が5.4%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が4.5%ずつ下落した。
 中国不動産セクターは大幅続落。個人向け固定資産税の徴収拡大に関する噂が流れている。中国恒大集団(3333/HK)が14.4%安、融創中国HD(1918/HK)が8.6%安、広州富力地産(2777/HK)が4.2%安、中国金茂HD(817/HK)が3.6%安で前場取引を終えた。債権者の広発銀行が裁判所に対し、恒大集団資産の保全を申請したもよう――と報じられたことなどが引き続きセクター全体の売り材料となっている。恒大集団は「財産保全行為」を乱用しているとして、広発銀行を提訴する方針を示したが、投資家の不安は払しょくされていない。また、複数メディアが20日報じたところによれば、湖南省邵陽市の住宅都市建設局はこのほど、恒大集団に対し、住宅プロジェクト2件の予約販売許可を一時停止すると発表した。悪影響の広がりを不安視し、恒大集団傘下で電気自動車(EV)メーカーの中国恒大新能源汽車集団(708/HK)も17.9%安と大幅続落している。
 一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.50%安の3521.57ポイントで前場の取引を終了した。資源・素材株が安い。公益株、金融株、不動産株、海運株、自動車株なども売られた。半面、食品飲料株は高い。ハイテク株と医薬品株の一角、防衛関連株も買われた。



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