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2022/01/06 13:36

香港前場:ハンセン0.4%安で続落、上海総合は0.2%下落 無料記事

 6日前場の香港マーケットは、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比82.65ポイント(0.36%)安の22824.60ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が31.42ポイント(0.39%)安の7984.28ポイントと4日続落した。売買代金は738億5590万香港ドルにやや縮小している(5日前場は833億8950万香港ドル)。
 経済活動の停滞が懸念される流れ。香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は5日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症対策の再厳格化を発表した。夜間の店内飲食禁止に加え、米英など8カ国からの香港入境を禁止する方針を明らかにしている。米金融政策の正常化前倒しにも警戒感。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(昨年12月開催分)では、市場で想定していたより早く、利上げと資産圧縮を進める方針だという事実がわかった。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策に対する期待感が根強い状況だ。国営メディアが5日報じたところによれば、李克強・首相は経済関連の座談会で「大規模な法人税減税を実施し、第1四半期の経済成長を促す」と述べている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が6.9%安、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が4.2%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー:241/HK)が3.1%安と下げが目立った。
 セクター別では、香港の消費関連が安い。宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝集団(1929/HK)が7.5%、化粧品製造販売の卓悦HD(653/HK)が4.5%、輸入食品小売チェーンのCEC国際HD(759/HK)が4.3%ずつ下落した。
 天然ガス関連も急落。上記した新奥能源のほか、港華燃気(タウンガス・チャイナ:1083/HK)が4.9%安、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が3.7%安、華潤燃気HD(華潤ガス:1193/HK)が2.9%安で前場取引を終えた。
 医薬品セクターも売られる。前記した薬明生物のほか、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が8.5%安、康哲薬業HD(867/HK)が4.3%安、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が3.7%安と値を下げた。
 半面、ゼネコンや建機、セメントなどインフラ建設関連は高い。中国交通建設(1800/HK)が2.6%、中国鉄建(1186/HK)が2.3%、中聯重科(1157/HK)が2.5%、中国龍工HD(3339/HK)が1.3%、中国建材(3323/HK)が3.4%つ上昇した。インフラ投資加速が期待されている。今年すでに、浙江省や河北省、上海市などで複数のインフラプロジェクトが始動したと伝わった。
 他の個別株動向では、Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK、BABA/NYSE)が3.6%高。著名投資家の率いる米企業がアリババのADRを大幅に買い増ししていたことが判明し、安心感が広がっている。
 そのほか、日清食品HD(2897/東証1部)傘下の日清食品(ニッシン・フーズ:1475/HK)が1.9%の逆行高。中国本土の主要即席めん製品価格について、3月1日付で引き上げると発表したことが材料視された。
 一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.16%安の3589.50ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が安い。金融株、運輸株、医薬品株なども売られた。半面、インフラ関連株は高い。資源・素材株、半導体株も買われた。



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