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2021/08/16 16:26

中国大引:上海総合0.03%高で3日ぶり小反発、不動産株に買い 無料記事

 週明け16日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比1.05ポイント(0.03%)高の3517.35ポイントと3日ぶりに反発した(上海A株指数は0.03%高の3686.44ポイント)。
 中国当局の景気テコ入れ策が期待される流れ。中国経済指標の下振れを受け、当局は経済対策を強める――との見方が広がった。取引時間中に公表された中国の7月経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などの増加率が予想以上に前月実績から鈍化している。ただ、全体としては上値が重い。新型コロナウイルスの感染拡大など不安材料も多く、指数は安く推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、不動産株の上げが目立つ。格力地産(600185/SH)がストップ高、金地集団(600383/SH)が3.8%高、緑地HD(600606/SH)が2.2%高で取引を終えた。
 消費関連株の一角もしっかり。家電メーカーの海爾智家(600690/SH)が2.4%、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.0%、白酒大手の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が1.5%ずつ上昇した。ハイテク株、医薬品株、エネルギー株、建材株、空運株、保険・証券株の一角なども買われている。
 半面、自動車関連株はさえない。東風汽車(DFAC:600006/SH)が3.8%安、常州星宇車灯(601799/SH)が3.1%安、金杯汽車(600609/SH)が3.0%安、江淮汽車(600418/SH)が2.7%安で引けた。複数メディアが16日報じたところによれば、8月上旬の車生産は主要11社で34%減少するなど低迷が続いている。非鉄株、海運株、銀行株の一角も売られた。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.30ポイント(0.11%)高の265.70ポイント、深センB株指数が2.71ポイント(0.22%)安の1213.09ポイントで終了した。

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