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2021/06/29 10:58

本土株:上海総合は0.4%安で続落、深センB株は0.01%安 無料記事

 29日の本土マーケットは、日本時間の午前10時37分現在、主要指標の上海総合指数が前日比12.47ポイント(0.35%)安の3593.90ポイントと続落している。
 指標発表が気がかり材料として意識される流れ。あす30日に、今年6月の製造業PMI(国家統計局などが集計)が発表される。最新のコンセンサス予想では、5月実績からやや低下する見込みだ。今月報告された月次経済指標が総じて弱い内容だっただけに、足もとの経済動向を見極めたいとするスタンスが広がっている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。金融緩和の継続観測が支えだ。中国人民銀行(中央銀行)は28日、貨幣政策委員会が25日に開いた四半期会合で、「穏健な金融政策を合理的に運営し、適度な流動性を維持する」ことが確認されたことを明らかにしている。実質金利の更なる低下を促す方針も示した。
 主要銘柄の値下がり率は、中国石油天然気(601857/SH)が3.9%、中遠海運HD(601919/SH)が3.8%、三一重工(600031/SH)が2.0%、中国旅遊集団中免(旧社名・中国国旅:601888/SH)が1.8%、上海汽車集団(600104/SH)が1.5%、中国長江電力(600900/SH)が1.2%など。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.99ポイント(0.39%)高の255.19ポイント、深センB株指数が0.14ポイント(0.01%)安の1192.58ポイントで推移している。


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