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2021/06/28 13:01

中国前場:上海総合0.1%安で6日ぶり反落、香港は暴雨警報で午前休場 無料記事

 週明け28日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比1.99ポイント(0.05%)安の3605.58ポイントと6日ぶりに反落した(上海A株指数は0.05%安の3779.32ポイント)。
 様子見ムードが漂う流れ。国内発の新規材料に乏しい中、週内に公表される経済指標や政治イベントの開催が気がかり材料として意識された。今週30日に公表される6月の製造業PMI(国家統計局などが集計)については、5月実績からやや低下すると予想されている。また、7月1日は中国共産党創立100年の式典が北京市などで行われる予定だ。先週の好地合いを継いで小高くスタートしたものの、上値は重く、上海総合指数は前引けにかけてマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
 金融株が下げを主導する。招商銀行(600036/SH)が3.1%安、興業銀行(601166/SH)が2.1%安、中国太平洋保険(601601/SH)が2.7%安、中国平安保険(601318/SH)が2.0%安で引けた。
 資源・素材株の一角も安い。中国中煤能源(601898/SH)が7.1%、エン州煤業(600188/SH)が6.7%、重慶鋼鉄(601005/SH)が2.6%、江西銅業(600362/SH)が2.1%、万華化学集団(600309/SH)が1.6%ずつ下落した。不動産株、海運株なども売られている。
 半面、医薬品株は上げが目立つ。北京同仁堂(600085/SH)がストップ高、広州白雲山医薬集団(600332/SH)が6.3%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が6.1%高で前場取引を終えた。ハイテク株、自動車株、発電株、農業関連株も買われている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.45ポイント(0.18%)安の254.33ポイント、深センB株指数が0.20ポイント(0.02%)安の1191.76ポイントで終了した。
 なお、香港市場は前場取引を休止。最高レベル暴雨警報「黒色暴雨警告(Black Rainstorm Warning Signal)」の発令を受け、規定に基づき午前の取引を中止した。午後は13時30分(現地時間)に取引開始する。



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