2021/10/20 17:36
香港大引:ハンセン1.4%高で4日続伸、アリババ6.7%上昇
20日の香港マーケットは、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比348.81ポイント(1.35%)高の26136.02ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が140.62ポイント(1.54%)高の9276.69ポイントとそろって4日続伸した。ハンセン指数は9月10日以来の高値水準を回復している。売買代金は1565億9240万香港ドルに拡大した(19日は1205億7730万香港ドル)。
米株高を好感した買いが先行する流れ。昨夜の米市場では、好業績銘柄の物色で主要指標のNYダウが反発し、史上最高値に接近した。中国でネット企業の締め付け懸念後退も相場の安心材料。当局批判発言を受けて「出国禁止」説が一時流れていた阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)創業者の馬雲(ジャック・マー)氏は現在、欧州に滞在していると報じられた。市場では、「抑圧の動きが一巡した」と受け止められている。一方、中国人民銀行(中央銀行)は20日、リバースレポ取引を通じ、満期到来分との差引で900億人民元の資金を市場に供給した。人民銀が朝方公表した事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り18カ月連続で据え置かれている。(亜州リサーチ編集部)
ネット株が上げを主導。ハンセン科技指数は2.7%高と他の指数をアウトパフォームした。関連する構成銘柄では、上記のアリババが6.7%高、阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス:241/HK)が13.5%高、百度集団(バイドゥ:9888/HK)が4.6%高、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が4.3%高、美団(メイトゥアン:3690/HK)が2.9%高、騰訊HD(テンセント:700/HK)が2.1%高と値を上げている。
中国発電セクターもしっかり。華電国際電力(1071/HK)が5.8%高、華潤電力HD(836/HK)が4.9%高、華能国際電力(902/HK)が3.2%高、大唐国際発電(991/HK)が2.9%高とそろって続伸した。
半面、石炭セクターはさえない。エン州煤業(1171/HK)が10.7%安、中国中煤能源(1898/HK)が5.8%安、中国神華能源(1088/HK)が3.0%安とそろって大幅続落している。資源価格統制の動きを警戒する動き。国家発展改革委員会は19日、石炭の急速な値上がりを受け、価格介入の実施を検討する方針を示している。鄭州商品取引所の発電用石炭(一般炭)先物相場は、19日の夜間取引で急落した。
一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.17%安の3587.00ポイントで取引を終了した。石炭株が安い。非鉄・鉄鋼株、不動産株、金融株、医薬品株、海運株なども売られた。半面、発電株は高い。発電関連設備株、半導体株、消費関連株も買われた。
米株高を好感した買いが先行する流れ。昨夜の米市場では、好業績銘柄の物色で主要指標のNYダウが反発し、史上最高値に接近した。中国でネット企業の締め付け懸念後退も相場の安心材料。当局批判発言を受けて「出国禁止」説が一時流れていた阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)創業者の馬雲(ジャック・マー)氏は現在、欧州に滞在していると報じられた。市場では、「抑圧の動きが一巡した」と受け止められている。一方、中国人民銀行(中央銀行)は20日、リバースレポ取引を通じ、満期到来分との差引で900億人民元の資金を市場に供給した。人民銀が朝方公表した事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り18カ月連続で据え置かれている。(亜州リサーチ編集部)
ネット株が上げを主導。ハンセン科技指数は2.7%高と他の指数をアウトパフォームした。関連する構成銘柄では、上記のアリババが6.7%高、阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス:241/HK)が13.5%高、百度集団(バイドゥ:9888/HK)が4.6%高、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が4.3%高、美団(メイトゥアン:3690/HK)が2.9%高、騰訊HD(テンセント:700/HK)が2.1%高と値を上げている。
中国発電セクターもしっかり。華電国際電力(1071/HK)が5.8%高、華潤電力HD(836/HK)が4.9%高、華能国際電力(902/HK)が3.2%高、大唐国際発電(991/HK)が2.9%高とそろって続伸した。
半面、石炭セクターはさえない。エン州煤業(1171/HK)が10.7%安、中国中煤能源(1898/HK)が5.8%安、中国神華能源(1088/HK)が3.0%安とそろって大幅続落している。資源価格統制の動きを警戒する動き。国家発展改革委員会は19日、石炭の急速な値上がりを受け、価格介入の実施を検討する方針を示している。鄭州商品取引所の発電用石炭(一般炭)先物相場は、19日の夜間取引で急落した。
一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.17%安の3587.00ポイントで取引を終了した。石炭株が安い。非鉄・鉄鋼株、不動産株、金融株、医薬品株、海運株なども売られた。半面、発電株は高い。発電関連設備株、半導体株、消費関連株も買われた。