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2021/07/15 13:22

香港前場:ハンセン1.2%高で反発、上海総合は0.2%上昇 無料記事

 15日前場の香港マーケットは、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比339.06ポイント(1.22%)高の28126.52ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が139.93ポイント(1.39%)高の10205.00ポイントとそろって反発した。半日の売買代金は842億3420万香港ドルとなっている(14日の前場は797億3800万香港ドル)。
 内外の金融緩和スタンスが追い風。米国ではパウエル米連邦準備理事会(FRB)が14日に下院で議会証言し、現行の緩和的な金融政策継続を示唆している。中国人民銀行(中央銀行)は市中銀行の預金準備率をこの日から0.5%引き下げた(発表は9日)。市場では、景気腰折れを回避するため、もう一段の引き下げがあるとの見方も流れている。取引時間中に公表された4〜6月期のGDP成長率、6月の各種経済統計が無難な内容と受け止められたことも、投資家の買い安心感につながった。注目のGDP成長率は7.9%となり、市場予想をやや下回ったが、1〜6月では12.7%上昇と予想に一致している。また、単月の経済統計は概ね前月実績を下回ったものの、小売売上高や鉱工業生産額などは予想を上回った。香港の各指数は中盤から上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
 中国の金融セクターが相場をけん引。中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が7.4%高、招商銀行(3968/HK)が4.8%高、中国建設銀行(939/HK)が2.6%高、中国工商銀行(1398/HK)が2.5%高、中国平安保険(2318/HK)が4.0%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.5%高、中国人寿保険(2628/HK)が2.8%高で引けた。
 中国不動産セクターも高い。融創中国HD(1918/HK)が4.1%、華潤置地(1109/HK)と万科企業(2202/HK)がそろって2.4%、中国海外発展(688/HK)が2.1%、碧桂園HD(2007/HK)が1.9%ずつ上昇した。
 中国の2大ネット株もしっかり。阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が3.1%高、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.2%高で前場取引を終えた。テンセントとアリババがサービス相互開放を検討中――などと外電が14日、消息筋情報として報道。実現すれば、消費者の生活がより便利になると同時に、中国のネット業界が新たな発展の段階を迎えると期待されている。
 そのほか、自動車大手の北京汽車(1958/HK)が18.4%高と急伸。「中国本土マーケットでの重複上場を計画している」と伝えられた。報道によれば、具体的なスケジュールなど詳細は不明としながらも、中信建投証券(6066/HK)を助言機関とし、準備を進めているという。
 本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.23%高の3536.71ポイントで前場の取引を終了した。金融株が高い。食品飲料株、素材株、半導体株なども買われた。半面、自動車株は安い。医薬品株、エネルギー株、公益株、海運株も売られた。



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