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2021/07/12 10:55

本土株:上海総合は0.2%高で反発、深センB株は0.6%高 無料記事

 週明け12日の本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比6.24ポイント(0.18%)高の3530.33ポイントと3日ぶりに反発している。中国の金融緩和で投資家心理が上向く流れ。預金準備率の引き下げ効果が期待された。
 中国人民銀行(中央銀行)は9日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表した。一部の小型銀行を除くほぼすべての金融機関が対象となり、今回の準備率引き下げによる資金供給効果は約1兆人民元(約17兆円)に達する見通し。引き下げ自体は一部で予想されていたが、対象と規模は想定以上となった。また、同日公表の指標上振れも好材料。6月の金融統計では、国内金融機関の新規融資が予想以上に前月実績から拡大し、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸び率も予想を上回った。
 主要銘柄の値上がり率は、広州汽車集団(601238/SH)が3.5%、万華化学集団(600309/SH)が2.4%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.3%、興業銀行(601166/SH)が1.8%、中国石油天然気(601857/SH)が1.4%など。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.78ポイント(0.30%)高の261.02ポイント、深センB株指数が7.58ポイント(0.62%)高の1235.81ポイントで推移している。


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