29日の本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比4.36ポイント（0.14％）高の3218.87ポイントと続伸している。
　中国経済対策の期待感が強まる流れ。証券専門紙が29日までに、中国人民銀行（中央銀行）は4〜6月期の流動性を確保するため、近く預金準備率を引き下げる可能性がある――と報じた。ただ、上値は重い。中国本土で新型コロナウイルス感染再拡大に歯止めがかからず、上海市が事実上のロックダウン（都市封鎖）に突入したことは不安材料だ。
　主要銘柄の値上がり率は、中国核能電力（601985/SH）が5.0％、陝西媒業(601225/SH)が2.7％、中遠海運HD（601919/SH）が1.5％、長城汽車（601633/SH）が1.5％、隆基緑能科技（601012/SH）が1.4％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.15ポイント（0.42％）高の277.87ポイント、深センB株指数が1.86ポイント（0.18％）安の1037.49ポイントで推移している。


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