2022/10/25 13:28
香港前場:ハンセン0.9%高で5日ぶり反発、上海総合は0.7%上昇
25日前場の香港マーケットは、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比132.53ポイント(0.87%)高の15313.22ポイントと5日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も90.94ポイント(1.78%)高の5205.42ポイントと反発した。売買代金は849億6710万香港ドルとなっている(24日前場は814億5270万香港ドル)
自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。24日のハンセン指数は今年最大の下落率を記録し(約13年半ぶりの安値)、25日も一時1.5%下げ、心理的節目の15000ポイントを割り込んでいた(安値は14947.39ポイント)。また、習近平・国家主席の政権3期目が発足し、中国新指導部が習派で占められる中、米当局者は「対中関係に変更はなく、バイデン米大統領と習主席の対面会談に向けて取り組んでいる」などと述べたことも買い安心感につながっている。(亜州リサーチ編集部)
「ネット」関連銘柄が急伸。ハンセン科技(テック)指数は4.0%高と他の指数をアウトパフォームした(構成銘柄30のうち上昇29)。個別では、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が7.8%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が7.6%高、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が7.4%高と上げが目立っている。24日のテック指数は9.7%安と急落し(構成銘柄は全面安)、2020年7月27日に公表開始以来の安値を更新していた。
不動産管理サービスの銘柄群も高い。融創服務HD(1516/HK)が3.3%、碧桂園服務HD(6098/HK)が3.1%、保利物業発展(6049/HK)が2.9%、世茂服務HD(873/HK)が2.1%ずつ上昇した。
太陽光発電の関連銘柄も物色される。協キン科技HD(3800/HK)が5.5%高、信義光能HD(968/HK)が4.7%高、莱特玻璃集団(6865/HK)が3.2%高、新特能源(1799/HK)が2.9%高と値を上げた。
半面、香港不動産セクターはさえない。新鴻基地産発展(16/HK)が3.3%安、新世界発展(17/HK)が3.0%安、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が2.5%安、九龍倉集団(4/HK)が2.2%安と値を下げた。
一方、本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.74%高の2999.55ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が高い。ハイテク株、インフラ関連株、運輸株、金融株、公益株なども買われた。半面、医薬品株は安い。不動産株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。24日のハンセン指数は今年最大の下落率を記録し(約13年半ぶりの安値)、25日も一時1.5%下げ、心理的節目の15000ポイントを割り込んでいた(安値は14947.39ポイント)。また、習近平・国家主席の政権3期目が発足し、中国新指導部が習派で占められる中、米当局者は「対中関係に変更はなく、バイデン米大統領と習主席の対面会談に向けて取り組んでいる」などと述べたことも買い安心感につながっている。(亜州リサーチ編集部)
「ネット」関連銘柄が急伸。ハンセン科技(テック)指数は4.0%高と他の指数をアウトパフォームした(構成銘柄30のうち上昇29)。個別では、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が7.8%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が7.6%高、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が7.4%高と上げが目立っている。24日のテック指数は9.7%安と急落し(構成銘柄は全面安)、2020年7月27日に公表開始以来の安値を更新していた。
不動産管理サービスの銘柄群も高い。融創服務HD(1516/HK)が3.3%、碧桂園服務HD(6098/HK)が3.1%、保利物業発展(6049/HK)が2.9%、世茂服務HD(873/HK)が2.1%ずつ上昇した。
太陽光発電の関連銘柄も物色される。協キン科技HD(3800/HK)が5.5%高、信義光能HD(968/HK)が4.7%高、莱特玻璃集団(6865/HK)が3.2%高、新特能源(1799/HK)が2.9%高と値を上げた。
半面、香港不動産セクターはさえない。新鴻基地産発展(16/HK)が3.3%安、新世界発展(17/HK)が3.0%安、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が2.5%安、九龍倉集団(4/HK)が2.2%安と値を下げた。
一方、本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.74%高の2999.55ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が高い。ハイテク株、インフラ関連株、運輸株、金融株、公益株なども買われた。半面、医薬品株は安い。不動産株も売られた。
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