27日の本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比5.61ポイント（0.17％）安の3271.83ポイントと反落している。
　中国経済の先行きが不安視される流れ。国際通貨基金（IMF）は26日に発表した最新の世界経済見通し（WEO）で、中国の2022年GDP（国内総生産）成長率予想を4.4→3.3％に下方修正した。新型コロナウイルス禍に加え、不動産市場の問題が中国経済の下振れリスクになると指摘している。ただ、下値は限定的。中国当局が相次ぎ、産業支援策を打ち出していることが支えだ。
　主要銘柄の値下がり率は、薬明康徳（603259/SH）が2.7％、中国国際航空（601111/SH）が1.4％、国電南瑞科技（600406/SH）が1.3％、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が1.2％、長城汽車（601633/SH）が1.1％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.20ポイント（0.07％）安の302.87ポイント、深センB株指数が0.83ポイント（0.07％）安の1240.30ポイントで推移している。


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