12日の本土マーケットは、日本時間の午前10時44分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.92ポイント（0.10％）高の3061.62ポイントと小幅ながら4日続伸している。
　中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国営メディアが伝えたところによれば、李克強・首相は11日に主催した国務院常務会議で、雇用と経済を安定させるため、財政・金融政策を活用することを求めた。具体的な内容は明らかにされていないが、一部のアナリストは、「第2四半期（4〜6月）中に、預金準備率と金利を引き下げる」と予想している。ただ、上値は重い。上海市で11日、新型コロナウイルスの市中感染者が2例確認されたことを受け、ロックダウン（都市封鎖）緩和の期待がはく落した。
　主要銘柄の値上がり率は、華能国際電力（600011/SH）が2.6％、長城汽車（601633/SH）が2.5％、陝西煤業（601225/SH）が2.1％、上海医薬集団（601607/SH）が2.1％、万華化学集団（600309/SH）が1.3％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.53ポイント（0.18％）高の290.03ポイント、深センB株指数が2.69ポイント（0.26％）安の1039.43ポイントで推移している。


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