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2022/06/27 13:31

香港前場:ハンセン3.2%高で3日続伸、上海総合は0.9%上昇 無料記事

 週明け27日前場の香港マーケットは、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比684.47ポイント(3.15%)高の22403.53ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が257.73ポイント(3.38%)高の7886.79ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は1027億7720万香港ドルに拡大している(24日前場は753億730万香港ドル)。
 内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。米利上げペースの加速懸念がやや薄らぐ中、先週末の米株は大幅続伸した。中国国内では、当局が景気テコ入れ策を相次ぎ打ち出しているほか、早期の経済活動正常化が期待されている。本土で新型コロナウイルスの新規感染数は、このところ二ケタ台前半で推移。上海市は25日、コロナ防疫戦の「勝利」を宣言し、北京市では27日から小中学校で対面授業が再開された。中国人民銀行(中央銀行)は資金供給を継続。人民銀は27日、リバースレポを通じ満期分との差引で900億人民元を市中供給している。先週末に続き、資金供給を拡大させた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、スマートフォン大手の小米集団(1810/HK)が12.8%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が10.2%高、スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(2020/HK)が9.7%高と上げが目立った。
 セクター別では、エアラインや旅行代理店、カジノなどレジャー関連が高い。中国国際航空(753/HK)が6.2%、中国東方航空(670/HK)が4.7%、携程集団(9961/HK)が7.3%、同程旅行HD(780/HK)が6.2%、新濠国際発展(200/HK)が13.0%、永利澳門(1128/HK)が8.9%ずつ上昇した。
 レストランチェーンなど外食関連も急伸。海倫司国際HD(9869/HK)が11.2%高、九毛九国際HD(9922/HK)が8.8%高、海底撈国際HD(6862/HK)が8.2%高、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が5.9%高で引けた。
 非鉄セクターも物色される。江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が9.7%高、江西銅業(358/HK)が5.9%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.8%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.4%高で前場取引を終えた。
 本土マーケットも3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.88%高の3379.16ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が高い。消費関連株、医薬品株、素材株、不動産株、ハイテク株、運輸株、インフラ関連株、銀行・証券株なども買われた。


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