28日の本土マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.43ポイント（0.08％）高の2960.71ポイントと続伸している。
　中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。新型コロナウイルス感染対策による景気冷え込みの警戒感が根強い中、当局は経済対策を相次ぎ打ち出している。国務院（内閣に相当）は27日の常務会議で、雇用の安定化に向け、より強力な政策を講じる方針を確認した。コロナ対策の行動規制が長期化する――などの懸念で売り先行したものの、指数は徐々に買いが優勢となっている。
　主要銘柄の値上がり率は、中国神華能源（601088/SH）が6.3％、陝西煤業（601225/SH）が3.9％、中国石油化工（600028/SH）が1.2％、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が1.2％、招商銀行（600036/SH）が1.1％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.57ポイント（0.55％）高の284.76ポイント、深センB株指数が3.37ポイント（0.33％）高の1016.19ポイントで推移している。


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