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2022/09/23 17:38

香港大引:ハンセン1.2%安で3日続落、マカオ・カジノに売り 無料記事

 23日の香港マーケットは、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比214.68ポイント(1.18%)安の17933.27ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が81.50ポイント(1.32%)安の6114.40ポイントとそろって3日続落した。ハンセン指数は節目の18000ポイントを割り込み、2011年11月下旬以来の安値水準に落ち込んでいる。売買代金は808億1130万香港ドルと低水準が続いた(22日は851億9350万香港ドル)。
 欧米の金融引き締めが不安視される流れ。米連邦準備理事会(FRB)に続き、英国やスイスなどの中央銀行も大幅な利上げを決定した。英国やドイツ、米国の長期債利回りは上昇。中でも、米債券市場では、長期金利の指標となる10年債利回りが2011年2月以来、約11年7カ月ぶりの高水準に達した。世界景気の下押し要因になると不安視されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が4.8%安、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.3%安、マカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)が4.0%安と下げが目立った。
 セクター別では、マカオのカジノ関連が安い。上記した金沙中国のほか、永利澳門(1128/HK)が4.0%、新濠国際発展(200/HK)が3.2%、美高梅中国HD(2282/HK)が2.2%ずつ下落した。
 医療機器・医薬品セクターも急落。康希諾生物(6185/HK)が4.5%安、百済神州(6160/HK)が3.4%安、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が13.6%安、微創医療科学(853/HK)が2.6%安と値を下げた。
 非鉄セクターもさえない。中国アルミ(2600/HK)が5.0%安、新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.7%安、中国宏橋集団(1378/HK)が2.4%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.1%安で引けた。
 半面、ツアーやチケット販売の旅行関連は物色される。東瀛遊HD(6882/HK)が36.4%高、縦横遊HD(8069/HK)が13.3%高、携程集団(9961/HK)が5.1%高と値を上げた。需要回復の期待が高まっている。香港政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官は23日の記者会見で、入境者のホテル隔離義務撤廃など新型コロナウイルスの水際対策を一段と緩和することを明らかにした。新型コロナの防疫措置は、世界的に緩和されつつある。ほか、「ペニンシュラ」ホテルチェーンを展開する香港上海大酒店(45/HK)が3.2%高、香港航空大手の国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が1.0%高と上昇した。
 他の個別株動向では、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が1.7%高。新型車販売の期待感が強まっている。同社は22日引け後、新型SUV(多目的スポーツ車)「理想L8」について、発表会を9月30日に前倒して開催することを明らかにした。創業者でグループ総裁の沈亜楠氏は「市場の熱烈な期待に応え、発表日の前倒しを決めた」と説明している。
 一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.66%安の3088.37ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。石炭株、自動車株、医薬品株、素材株、運輸株なども売られた。半面、保険株は高い。銀行株や証券株、酒造株も買われた。


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