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2022/09/06 13:24

香港前場:ハンセン0.4%安で4日続落、上海総合は1.0%上昇 無料記事

 6日前場の香港マーケットは、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比80.85ポイント(0.42%)安の19144.85ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が45.65ポイント(0.69%)安の6531.88ポイントとそろって4日続落した。売買代金は449億2120万香港ドルとなっている(5日前場は598億7410万香港ドル)。
 内外の不安材料が投資家心理を重くする流れ。中国では新型コロナウイルス感染の防疫対策で、行動抑制が各地で強化されている。ユーロ圏では、欧州向け主要パイプラインの無期限停止でロシア産天然ガスの供給が急減し、エネルギー危機の深刻化が警戒される状況だ。世界景気の先行き不安も高まっている。もっとも、下値は限定的。このところの下落基調で値ごろ感が強まっているほか、中国経済対策の効果に対する期待感が支えだ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が4.3%安、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が3.4%安、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が3.1%安と下げが目立った。
 セクター別では、海運・港湾が安い。上記した東方海外のほか、海豊国際HD(1308/HK)が3.2%、太平洋航運集団(2343/HK)が2.9%、中遠海運港口(1199/HK)が1.9%、天津港発展HD(3382/HK)が1.7%ずつ下落した。
 食品飲料セクターもさえない。中糧家佳康食品(1610/HK)が3.5%安、農夫山泉(9633/HK)が2.4%安、中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.0%安、中国旺旺HD(151/HK)が1.3%安で引けた。
 半面、中国不動産セクターは高い。碧桂園HD(2007/HK)が7.9%、中国金茂HD(817/HK)が7.8%、龍湖集団HD(960/HK)が4.2%、華潤置地(1109/HK)が3.7%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.01%高の3232.24ポイントで取引を終了した。素材株が高い。消費関連株、不動産株、ハイテク株、インフラ関連株、公益株、空運株、軍事関連株なども買われた。



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