2022/08/26 17:43
香港大引:ハンセン1.0%高で続伸、スマホ関連に買い
26日の香港マーケットは、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比201.66ポイント(1.01%)高の20170.04ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が72.10ポイント(1.05%)高の6920.99ポイントとそろって続伸した。売買代金は1027億7760万香港ドルとなっている(短縮取引の25日は906億3300万香港ドル)。
米株高を好感した買いが先行する流れ。米長期金利の上昇一服を手がかりに、昨夜の米市場では主要株価指数がそろって続伸した。米国市場に上場する中国企業の会計監査を巡り、米中の協議が進展しているもよう――などと伝わったことも好材料。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は昨夜、6.3%高と急伸した。また、中国景気の鈍化懸念がくすぶる中、当局が相次ぎ一連の政策パッケージを打ち出したことも引き続き材料視されている。ただ、上値は限定的。中国の電力需給ひっ迫が依然として不安視されているほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が今夜(日本時間26日23時ごろ)、ジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)で講演する内容も気がかりだ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(2688/HK)が4.1%高、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)と石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)がそろって3.3%高、中国スマートフォン大手の小米集団(1810/HK)が3.2%高と上げが目立った。
セクター別では、スマートフォン関連が高い。上記した小米のほか、瑞声科技HD(2018/HK)が4.7%、高偉電子(1415/HK)が3.6%、丘タイ科技(1478/HK)が3.2%ずつ上昇した。
太陽光発電の関連銘柄も急伸。莱特玻璃集団(6865/HK)が9.9%高、信義光能HD(968/HK)が5.5%高、陽光能源HD(757/HK)が4.5%高、新特能源(1799/HK)が4.2%高と値を上げている。中国本土の電力不足を背景に、同セクターにも注目が集まった。
酒造やレストランチェーンや酒造など飲食関連も物色される。百勝中国HD(9987/HK)が4.2%高、九毛九国際HD(9922/HK)が4.1%高、青島ビール(168/HK)が4.7%高、華潤ビールHD(291/HK)が2.8%高で引けた。青島ビールは中間決算の2割増益も好感されている。
半面、足もとで急伸が続いた中国発電セクターはさえない。中国電力国際発展(2380/HK)が7.5%安、華電国際電力(1071/HK)が3.4%安、華能国際電力(902/HK)が2.5%安、華潤電力HD(836/HK)が2.1%安で取引を終えた。
一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.31%安の3236.22ポイントで取引を終了した。石炭株が安い。不動産株、ハイテク株、公益株、素材株、証券株、インフラ関連株なども売られた。半面、自動車株は高い。酒造株、銀行・保険株、医薬品株も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米株高を好感した買いが先行する流れ。米長期金利の上昇一服を手がかりに、昨夜の米市場では主要株価指数がそろって続伸した。米国市場に上場する中国企業の会計監査を巡り、米中の協議が進展しているもよう――などと伝わったことも好材料。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は昨夜、6.3%高と急伸した。また、中国景気の鈍化懸念がくすぶる中、当局が相次ぎ一連の政策パッケージを打ち出したことも引き続き材料視されている。ただ、上値は限定的。中国の電力需給ひっ迫が依然として不安視されているほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が今夜(日本時間26日23時ごろ)、ジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)で講演する内容も気がかりだ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(2688/HK)が4.1%高、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)と石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)がそろって3.3%高、中国スマートフォン大手の小米集団(1810/HK)が3.2%高と上げが目立った。
セクター別では、スマートフォン関連が高い。上記した小米のほか、瑞声科技HD(2018/HK)が4.7%、高偉電子(1415/HK)が3.6%、丘タイ科技(1478/HK)が3.2%ずつ上昇した。
太陽光発電の関連銘柄も急伸。莱特玻璃集団(6865/HK)が9.9%高、信義光能HD(968/HK)が5.5%高、陽光能源HD(757/HK)が4.5%高、新特能源(1799/HK)が4.2%高と値を上げている。中国本土の電力不足を背景に、同セクターにも注目が集まった。
酒造やレストランチェーンや酒造など飲食関連も物色される。百勝中国HD(9987/HK)が4.2%高、九毛九国際HD(9922/HK)が4.1%高、青島ビール(168/HK)が4.7%高、華潤ビールHD(291/HK)が2.8%高で引けた。青島ビールは中間決算の2割増益も好感されている。
半面、足もとで急伸が続いた中国発電セクターはさえない。中国電力国際発展(2380/HK)が7.5%安、華電国際電力(1071/HK)が3.4%安、華能国際電力(902/HK)が2.5%安、華潤電力HD(836/HK)が2.1%安で取引を終えた。
一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.31%安の3236.22ポイントで取引を終了した。石炭株が安い。不動産株、ハイテク株、公益株、素材株、証券株、インフラ関連株なども売られた。半面、自動車株は高い。酒造株、銀行・保険株、医薬品株も買われた。
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