ハンセン指数 　 　 　　　　　21270.81 +1183.31 +5.89％
中国本土株指数（旧H株指数） 7370.89 +481.44　 +6.99％
レッドチップ指数 　　　　　　 3818.91 +141.37 +3.84％

　17日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が大幅に続伸している。内外環境の改善で投資家のリスク選好が強まる流れ。米国では景気先行き不安が後退している。パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長は会見で、米連邦公開市場委員会（FOMC）で利上げ決定したことに関し、「米経済の足かせになることはない」と強調した。中国では劉鶴・副首相が16日、「市場に有利な政策を積極的に打ち出す」と強調。「緊縮的」な政策には慎重になる方針も示し、第1四半期に景気支援策を講じるとも表明している。そのほか国営メディアが報じたところによれば、財政部は年内の「不動産税」（個人向け固定資産税）本格導入を見送る方針を示した。
　なお、金融政策で米国に追随しやすい香港では、香港金融管理局（HKMA）が17日、政策金利である基準金利を0.50→0.75％（↑0.25ポイント）に引き上げた。HKMAの利上げは、2018年12月以来、3年3カ月ぶりとなる。
　主要銘柄の値上がり率は、碧桂園服務HD(カントリー・ガーデン・サービシズ・ホールディングス：6098/HK)が27.7％、碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス：2007/HK)が27.3％、京東集団(JDドットコム：9618/HK)が16.7％、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス：2269/HK)が16.4％、阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー：241/HK)が16.4％など。


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