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2022/08/17 16:31

中国大引:上海総合0.5%高で続伸、不動産セクターに買い 無料記事

 17日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比14.64ポイント(0.45%)高の3292.53ポイントと続伸した。7月20日来、約4週ぶりの高値水準を回復している。
 中国の景気対策に対する期待感が相場を支える流れ。李克強・首相は16日、広東や江蘇、浙江など主要な6省とビデオ会議を実施し、経済下支えのためマクロ経済政策を強化し、消費促進と投資拡大に向けた措置を拡大すると表明した。ただ、中国経済の先行き不透明感がくすぶる中で上値は重い。国内で新型コロナウイルスの新規感染数が増加していることや、猛暑による電力不足が影響し、一部地域で工場操業が一時停止されたことを不安視している。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、不動産の上げが目立つ。金地集団(600383/SH)が5.0%高、保利地産(600048/SH)が4.0%高、格力地産(600185/SH)が2.6%高で引けた。
 発電・電力設備株も高い。中節能風力発電(601016/SH)が4.8%、華能国際電力(600011/SH)が3.1%、上海電気集団(601727/SH)が1.4%、東方電気(600875/SH)が1.2%ずつ上昇した。
 金融株もしっかり。興業銀行(601166/SH)が1.9%高、中国人寿保険(601628/SH)が3.4%高、中信建投証券(601066/SH)が2.8%高と値を上げた。消費関連株、エネルギー株、運輸株、医薬品株なども買われている。
 半面、非鉄・レアアース株の一角はさえない。廈門タングステン業(600549/SH)が9.2%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が1.7%安、中国北方稀土(600111/SH)が0.9%安で取引を終えた。軍事関連株、半導体株の一角も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.70ポイント(0.23%)安の308.51ポイント、深センB株指数が1.15ポイント(0.09%)安の1267.67ポイントで終了した。



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