/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2022/08/25 13:09

中国前場:上海総合0.4%高で3日ぶり反発、香港は台風警報で午前取引中止 無料記事

 25日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比13.06ポイント(0.41%)高の3328.26ポイントと3日ぶりに反発した。
 中国の景気下支えスタンスが好感さる流れ。国務院(内閣に相当)は24日の常務会議で、専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行額の上積みなどを決定した。会議では、一連の経済安定策を実施し、金利低下を誘導する方針なども示している。ただ、全体として上値は重い。国内の電力需給ひっ迫が続く中、経済活動が停滞すると危惧されている。内陸部の重慶市では、工業用電力の使用制限が8月17日から継続中だ。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、エネルギー関連の上げが目立つ。エン鉱能源(600188/SH)が6.9%高、中国神華能源(601088/SH)が4.6%高、中海油田服務(601808/SH)が3.5%高、中国石油天然気(601857/SH)が2.3%高で引けた。
 発電株も高い。華能国際電力(600011/SH)が5.2%、華電国際電力(600027/SH)と国投電力(600886/SH)がそろって2.9%、上海電力(600021/SH)が2.1%ずつ上昇した。消費関連株、不動産株、金融株、医薬品株、運輸株なども買われている。
 半面、ハイテク株はさえない。半導体デバイスの上海韋爾半導体(603501/SH)が2.8%、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が1.6%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が1.4%ずつ下落した。素材株、軍事関連株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.52ポイント(0.49%)高の309.28ポイント、深センB株指数が2.67ポイント(0.22%)高の1219.49ポイントで終了した。
 一方、香港マーケットは、台風警報のレベル「シグナル8」が発令されたことにより、前場の取引が中止された。午前9時20分に警報レベルが「シグナル3」に引き下げられたため、香港時間の午後1時に取引再開される。




内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース