2022/07/11 13:26
香港前場:ハンセン2.7%安で3日ぶり反落、上海総合は1.5%下落
週明け11日前場の香港マーケットは、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比595.11ポイント(2.74%)安の21130.67ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も227.24ポイント(3.01%)安の7324.46ポイントと反落した。売買代金は652億7380万香港ドルとなっている(8日前場は601億4450万香港ドル)。
中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。上海市の保健当局は10日、これまでになく感染力の強いオミクロン派生型「BA.5」の感染例が8日に市内で初確認されたと報告した。「BA.5」感染例はすでに、北京市や陝西省西安市でも確認されている。行動制限も各地で強化される状況だ。そのほか、マカオ政府は9日、カジノを含む商業・工業施設を11日から1週間閉鎖すると発表している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が11.3%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が7.5%安、マカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)が7.4%安と下げが目立った。
セクター別では、空運や代理店の旅行関連が安い。中国国際航空(753/HK)が6.3%、中国南方航空(1055/HK)が4.6%、中国東方航空(670/HK)が3.9%、携程集団(9961/HK)が6.1%、同程旅行HD(780/HK)が3.8%ずつ下落した。
レストランチェーンなど外食関連も急落。海倫司国際HD(9869/HK)が9.4%安、九毛九国際HD(9922/HK)と呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)がそろって7.0%安、海底撈国際HD(6862/HK)が6.2%安で引けた。
自動車セクターもさえない。長城汽車(2333/HK)が8.5%安、小鵬汽車(9868/HK)が6.6%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が5.0%安、吉利汽車HD(175/HK)が4.4%安と値を下げた。
半面、医薬品・医療機器セクターの一角は高い。中国神威薬業集団(2877/HK)が4.4%、山東新華製薬(719/HK)が3.0%、緑叶制薬集団(2186/HK)が2.4%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が3.9%、コン博医療HD(2216/HK)が3.3%ずつ上昇した。
一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.46%安の3307.23ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が安い。エネルギー株、素材株、ハイテク株、医薬品株、不動産株、空運株なども売られた。半面、銀行株は高い。公益株、海運株も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。上海市の保健当局は10日、これまでになく感染力の強いオミクロン派生型「BA.5」の感染例が8日に市内で初確認されたと報告した。「BA.5」感染例はすでに、北京市や陝西省西安市でも確認されている。行動制限も各地で強化される状況だ。そのほか、マカオ政府は9日、カジノを含む商業・工業施設を11日から1週間閉鎖すると発表している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が11.3%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が7.5%安、マカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)が7.4%安と下げが目立った。
セクター別では、空運や代理店の旅行関連が安い。中国国際航空(753/HK)が6.3%、中国南方航空(1055/HK)が4.6%、中国東方航空(670/HK)が3.9%、携程集団(9961/HK)が6.1%、同程旅行HD(780/HK)が3.8%ずつ下落した。
レストランチェーンなど外食関連も急落。海倫司国際HD(9869/HK)が9.4%安、九毛九国際HD(9922/HK)と呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)がそろって7.0%安、海底撈国際HD(6862/HK)が6.2%安で引けた。
自動車セクターもさえない。長城汽車(2333/HK)が8.5%安、小鵬汽車(9868/HK)が6.6%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が5.0%安、吉利汽車HD(175/HK)が4.4%安と値を下げた。
半面、医薬品・医療機器セクターの一角は高い。中国神威薬業集団(2877/HK)が4.4%、山東新華製薬(719/HK)が3.0%、緑叶制薬集団(2186/HK)が2.4%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が3.9%、コン博医療HD(2216/HK)が3.3%ずつ上昇した。
一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.46%安の3307.23ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が安い。エネルギー株、素材株、ハイテク株、医薬品株、不動産株、空運株なども売られた。半面、銀行株は高い。公益株、海運株も買われた。
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