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2022/08/08 13:22

香港前場:ハンセン0.8%安で4日ぶり反落、上海総合は0.2%上昇 無料記事

週明け8日前場の香港マーケットは、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比151.79ポイント(0.75%)安の20050.15ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が75.41ポイント(1.09%)安の6826.77ポイントとそろって4日ぶりに反落した。売買代金は416億7680万香港ドルとなっている(5日前場は466億9150万香港ドル)。
 米金利高が警戒される流れ。先週公表された7月の米雇用統計が予想を上回る強い内容だったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)は利上げペースを加速するとの見方が広がった。中国の新型コロナウイルス感染も不安視。新規の市中感染者数は再び増加基調となり、国内有数のリゾート地、海南省三亜市は6日、市内全域で住民らの移動制限を決定した。報道によれば、約8万人の観光客が足止めされているという。(亜州リサーチ編集部)
 「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は1.7%安と他の指数をアンダーパフォームした。個別では、新興EV(電気自動車)メーカーの蔚来集団(9866/HK)が4.2%安、中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD(9988/HK)が3.9%安、同じくEコマースの京東集団(9618/HK)が3.0%安と下げが目立った。
 レストランチェーンなど外食関連も安い。奈雪的茶HD(2150/HK)が4.8%、九毛九国際HD(9922/HK)が3.7%、百勝中国HD(9987/HK)が3.0%、呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が2.7%ずつ下落した。
 自動車セクターもさえない。上記した蔚来集団のほか、小鵬汽車(9868/HK)が2.9%安、吉利汽車HD(175/HK)が1.7%安、長城汽車(2333/HK)が1.6%安で引けた。
 半面、鉄鋼セクターはしっかり。鞍鋼(347/HK)が3.6%高、中国東方集団HD(581/HK)が3.4%高、重慶鋼鉄(1053/HK)が3.1%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.5%高で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.19%高の3233.07ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が高い。自動車株、インフラ関連株、素材株、公益株、不動産株なども買われた。半面、金融株は安い。半導体株、医薬品株も売られた。




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