/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2022/11/03 16:29

中国大引:上海総合0.2%安で3日ぶり反落、不動産と自動車に売り 無料記事

 3日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比5.56ポイント(0.19%)安の2997.81ポイントと3日ぶりに反落した。
 米金融引き締めの長期化懸念が投資家心理を重くする流れ。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、インフレが高止まりしているとしたうえで、利上げ停止の議論は時期尚早と発言した。人民元安の進行も警戒。外国為替市場で、対米ドルのオフショア人民元が元安方向で推移している。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、不動産の下げが目立つ。金地集団(600383/SH)が5.2%安、保利地産(600048/SH)が2.2%安、緑地HD(600606/SH)が1.5%安、新城控股集団(601155/SH)が1.2%安で引けた。
 自動車株もさえない。長城汽車(601633/SH)が2.6%安、広州汽車集団(601238/SH)が1.4%安、上海汽車集団(600104/SH)と東風汽車(600006/SH)がそろって1.2%安と値を下げた
 発電株も安い。大唐国際発電(601991/SH)が3.2%、中国長江電力(600900/SH)が2.3%、国電電力発展(600795/SH)が1.8%ずつ下落した。食品・酒造株、金融株、海運株、医薬品株なども売られている。
 半面、半導体関連株はしっかり。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が6.0%高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が4.7%高、IC設計の上海貝嶺(600171/SH)が4.0%高、半導体材料の有研新材(600206/SH)が2.6%高で取引を終えた。エネルギー株、自動車株、素材株、軍事関連株も買われている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.92ポイント(0.32%)安の284.80ポイント、深センB株指数が3.12ポイント(0.29%)安の1078.11ポイントで終了した。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース