2022/10/17 13:23
香港前場:ハンセン1.1%安で反落、上海総合は0.1%下落
週明け17日前場の香港マーケットは、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比188.23ポイント(1.13%)安の16399.46ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が75.95ポイント(1.35%)安の5553.35ポイントとそろって反落した。売買代金は513億5810万香港ドルとなっている(14日前場は501億620万香港ドル)。
内外環境の不透明感が重しとなる流れ。米連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制のため、積極的な金融引き締め策を続けるとの観測が一段と高まっている。国内では、新型コロナウイルス感染抑制のため、防疫措置が当分続くとの見方がマイナス材料。16日開幕の共産党大会の冒頭演説で、習近平総書記(国家主席)はコロナ感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を正当化した上で、今後も継続していくと表明した。また、国際通貨基金(IMF)の中国駐在上級代表は14日、「ゼロコロナ」政策を中国が解除する時期について、2023年下半期にずれ込むとの見通しを示している。消費や生産などに影響し、中国経済も低迷すると危ぐされた。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.5%安と他の指数をアンダーパフォームした。個別では、新興EV(電気自動車)メーカーの蔚来集団(9866/HK)が7.5%安、インターネット検索の百度集団(9888/HK)が7.5%安、新興EVの小鵬汽車(9868/HK)が7.2%安と下げが目立っている。
レストランチェーンや酒造の飲食関連も安い。海倫司国際HD(9869/HK)が5.8%、九毛九国際HD(9922/HK)が4.3%、呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が4.2%、青島ビール(168/HK)が3.5%、華潤ビールHD(291/HK)が2.7%ずつ下落した。
マカオのカジノ関連もさえない。永利澳門(1128/HK)が4.9%安、澳門博彩HD(880/HK)が3.5%安、新濠国際発展(200/HK)が3.1%安、金沙中国(1928/HK)が2.8%安で引けた。
半面、医薬品・医療機器関連の一角は高い。翰森製薬集団(3692/HK)が13.0%、四環医薬HD集団(460/HK)が4.1%、百済神州(6160/HK)が2.0%、微創医療科学(853/HK)が10.4%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が9.2%ずつ上昇した。
一方、本土マーケットも反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.10%安の3068.83ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が安い。消費関連株、半導体株、公益株、素材株、銀行株なども売られた。半面、医薬品株は高い。保険・証券株、運輸株、軍事関連株も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
内外環境の不透明感が重しとなる流れ。米連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制のため、積極的な金融引き締め策を続けるとの観測が一段と高まっている。国内では、新型コロナウイルス感染抑制のため、防疫措置が当分続くとの見方がマイナス材料。16日開幕の共産党大会の冒頭演説で、習近平総書記(国家主席)はコロナ感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を正当化した上で、今後も継続していくと表明した。また、国際通貨基金(IMF)の中国駐在上級代表は14日、「ゼロコロナ」政策を中国が解除する時期について、2023年下半期にずれ込むとの見通しを示している。消費や生産などに影響し、中国経済も低迷すると危ぐされた。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.5%安と他の指数をアンダーパフォームした。個別では、新興EV(電気自動車)メーカーの蔚来集団(9866/HK)が7.5%安、インターネット検索の百度集団(9888/HK)が7.5%安、新興EVの小鵬汽車(9868/HK)が7.2%安と下げが目立っている。
レストランチェーンや酒造の飲食関連も安い。海倫司国際HD(9869/HK)が5.8%、九毛九国際HD(9922/HK)が4.3%、呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が4.2%、青島ビール(168/HK)が3.5%、華潤ビールHD(291/HK)が2.7%ずつ下落した。
マカオのカジノ関連もさえない。永利澳門(1128/HK)が4.9%安、澳門博彩HD(880/HK)が3.5%安、新濠国際発展(200/HK)が3.1%安、金沙中国(1928/HK)が2.8%安で引けた。
半面、医薬品・医療機器関連の一角は高い。翰森製薬集団(3692/HK)が13.0%、四環医薬HD集団(460/HK)が4.1%、百済神州(6160/HK)が2.0%、微創医療科学(853/HK)が10.4%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が9.2%ずつ上昇した。
一方、本土マーケットも反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.10%安の3068.83ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が安い。消費関連株、半導体株、公益株、素材株、銀行株なども売られた。半面、医薬品株は高い。保険・証券株、運輸株、軍事関連株も買われた。
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