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2022/10/14 13:27

香港前場:ハンセン3.4%高で7日ぶり反発、上海総合は1.6%上昇 無料記事

 14日前場の香港マーケットは、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比553.06ポイント(3.37%)高の16942.17ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が176.32ポイント(3.17%)高の5737.12ポイントとそろって7日ぶりに急反発した。売買代金は501億620万香港ドルとなっている(13日前場は430億9320万香港ドル)。
 米株高を好感した買いが先行する流れ。昨夜の米株市場では、悪材料(物価統計の上振れ)の出尽くし感が意識される中で、主要指標のNYダウが前日比2.8%高と大幅反発した。中国のインフレ懸念がやや薄らいだこともプラス。寄り付き直後に公表された9月の物価統計では、消費者物価指数(CPI)が前年同月比プラス2.8%となり、上昇率は市場予想(2.9%)を下回っている。生産者物価指数(PPI)も下振れた。また、ハンセン指数はこのところ急ピッチに下落し、足もとでは11年ぶりの安値水準を連日で切り下げているだけに、値ごろ感も着目された。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(構成73のうち上昇72)。個別では、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が10.4%高、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)と自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)がそろって7.6%高と上げが目立った。薬明生物技術に関しては、前日まで6日連続で自社株買いを実施したことが刺激材料となっている。
 セクター別では、医薬品・医療機器関連が高い。上記した薬明生物技術のほか、康希諾生物(6185/HK)が10.4%、百済神州(6160/HK)が8.4%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が14.4%、微創医療科学(853/HK)が13.6%ずつ上昇した。
 管理サービスやデベロッパーの中国不動産セクターも急伸。前記した碧桂園服務のほか、融創服務HD(1516/HK)が10.4%高、世茂服務HD(873/HK)が6.9%高、旭輝HD(884/HK)が11.5%高、合景泰富集団HD(1813/HK)が8.0%高、雅居楽集団HD(3383/HK)が6.3%高と値を上げた。産業支援策の動きが支え。業績不振の警戒感が続く不動産業界に対しては、各地で支援策が打ち出されている。足もとでは、「江蘇省の蘇州市政府が支援策として、新築住宅約1万軒を買い上げるもよう」などと報じられた。
 家電やスポーツ用品の中国消費セクターもしっかり。TCL電子HD(1070/HK)が6.2%高、創維集団(751/HK)が5.0%高、海爾智家(6690/HK)が4.7%高、李寧(2331/HK)が5.3%高、安踏体育用品(2020/HK)が5.3%高で引けた。
 中国保険・証券セクターも物色される。中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.9%高、中国平安保険(2318/HK)が3.8%高、新華人寿保険(1336/HK)が3.5%高、中信証券(6030/HK)が5.3%高、広発証券(1776/HK)が3.6%高で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.57%高の3063.76ポイントで前場の取引を終了した。医薬品株が高い。消費関連株、ハイテク株、素材株、不動産株、金融株、エネルギー株なども買われた。



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