10日の本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比41.88ポイント（1.39％）安の2962.26ポイントと反落している。
　中国景気の先行き不安がくすぶる流れ。中国貿易統計の悪化が改めて不安視された。昨日公表された今年4月の貿易統計は、輸出の伸びが元建てベースで1.9％にとどまり、前月の12.9％から予想（3.1％）以上に鈍化している。また、米金利の高止まりや対米ドルの人民元安を背景に、資金流出の警戒感も高まる状況だ。
　主要銘柄の値下がり率は、長城汽車（601633/SH）が4.1％、紫金鉱業集団(601899/SH)が4.0％、中国石油天然気（601857/SH）が3.6％、中遠海運HD（601919/SH）が3.5％、中国神華能源（601088/SH）が2.8％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.99ポイント（1.03％）安の286.70ポイント、深センB株指数が8.98ポイント（0.87％）安の1022.77ポイントで推移している。


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