2022/10/27 13:24
香港前場:ハンセン1.7%高で続伸、上海総合は0.1%下落
27日前場の香港マーケットは、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比266.89ポイント(1.74%)高の15584.56ポイントと続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が89.45ポイント(1.71%)高の5306.99ポイントと3日続伸した。売買代金は665億4490万香港ドルとなっている(26日前場は744億6470万香港ドル)
投資家のリスク選好スタンスが継続する流れ。中国政策運営に対する不透明感が薄れつつあることに加え、欧米の利上げペース鈍化観測が材料視された。カナダ中央銀行は26日、政策金利の引き上げを発表したが、利上げ幅は予想に反し前回から縮小している。ただ、企業業績の警戒感で指数は前引けにかけて上げ幅を削った。全国工業企業の利益総額は今年1〜9月、前年同期比2.3%減の6兆2441億8000万人民元(約126兆円)に縮小している。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.2%高と他の指数をアウトパフォームした。個別では、電子商取引(Eコマース)中国大手の京東集団(9618/HK)が8.8%高、Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団HD(9988/HK)が5.6%高、動画配信プラットフォーム中国大手のビリビリ(9626/HK)が5.5%高、旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)が5.4%高と上げが目立った。
教育サービスの銘柄群も高い。新東方教育科技集団(9901/HK)が24.7%、新東方在線科技HD(1797/HKが17.0%、中国東方教育HD(667/HK)が9.9%、中国教育集団HD(839/HK)が8.4%ずつ上昇した。
非鉄やセメントの素材セクターもしっかり。中国宏橋集団(1378/HK)が4.8%高、江西銅業(358/HK)が4.3%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.2%高、安徽海螺水泥(914/HK)が2.5%高、華潤水泥HD(1313/HK)が1.9%高で引けた。
宅配や荷役など物流関連の銘柄群も物色される。中国外運(598/HK)が6.5%高、中通快逓(開曼)(2057/HK)が5.2%高、円通速逓国際(6123/HK)が4.9%高、深セン国際HD(152/HK)が4.1%高で前場取引を終えた。
半面、中国発電セクターはさえない。華電国際電力(1071/HK)が7.9%安、華能国際電力(902/HK)が7.0%安、中国電力国際発展(2380/HK)が4.9%安、華潤電力HD(836/HK)が4.6%安と値を下げた。
一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%安の2997.42ポイントで前場の取引を終了した。銀行株が安い。公益株、食品・酒造株、インフラ関連株、軍事関連株なども売られた。半面、不動産株は高い。エネルギー株、自動車株、医薬品株、素材株、証券株、再生可能エネルギー発電株も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家のリスク選好スタンスが継続する流れ。中国政策運営に対する不透明感が薄れつつあることに加え、欧米の利上げペース鈍化観測が材料視された。カナダ中央銀行は26日、政策金利の引き上げを発表したが、利上げ幅は予想に反し前回から縮小している。ただ、企業業績の警戒感で指数は前引けにかけて上げ幅を削った。全国工業企業の利益総額は今年1〜9月、前年同期比2.3%減の6兆2441億8000万人民元(約126兆円)に縮小している。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.2%高と他の指数をアウトパフォームした。個別では、電子商取引(Eコマース)中国大手の京東集団(9618/HK)が8.8%高、Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団HD(9988/HK)が5.6%高、動画配信プラットフォーム中国大手のビリビリ(9626/HK)が5.5%高、旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)が5.4%高と上げが目立った。
教育サービスの銘柄群も高い。新東方教育科技集団(9901/HK)が24.7%、新東方在線科技HD(1797/HKが17.0%、中国東方教育HD(667/HK)が9.9%、中国教育集団HD(839/HK)が8.4%ずつ上昇した。
非鉄やセメントの素材セクターもしっかり。中国宏橋集団(1378/HK)が4.8%高、江西銅業(358/HK)が4.3%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.2%高、安徽海螺水泥(914/HK)が2.5%高、華潤水泥HD(1313/HK)が1.9%高で引けた。
宅配や荷役など物流関連の銘柄群も物色される。中国外運(598/HK)が6.5%高、中通快逓(開曼)(2057/HK)が5.2%高、円通速逓国際(6123/HK)が4.9%高、深セン国際HD(152/HK)が4.1%高で前場取引を終えた。
半面、中国発電セクターはさえない。華電国際電力(1071/HK)が7.9%安、華能国際電力(902/HK)が7.0%安、中国電力国際発展(2380/HK)が4.9%安、華潤電力HD(836/HK)が4.6%安と値を下げた。
一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%安の2997.42ポイントで前場の取引を終了した。銀行株が安い。公益株、食品・酒造株、インフラ関連株、軍事関連株なども売られた。半面、不動産株は高い。エネルギー株、自動車株、医薬品株、素材株、証券株、再生可能エネルギー発電株も買われた。
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