2022/10/19 13:28
香港前場:ハンセン1.2%安で4日ぶり反落、上海総合は0.5%下落
19日前場の香港マーケットは、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比198.75ポイント(1.18%)安の16715.83ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が84.31ポイント(1.46%)安の5672.00ポイントとそろって4日ぶりに反落した。売買代金は411億1080万香港ドルとなっている(18日前場は532億9300万香港ドル)。
中国経済の先行き不透明感が意識される流れ。中国当局が新型コロナウイルス感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を持続する中、国内の一部地域では行動抑制など防疫措置が強化されている。人民元安の動きも不安視。米10年債利回りは19日朝方(日本時間)も節目の4.0%を超えて推移し、外国為替市場ではオフショア人民元が再び元安方向に進んでいる。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.6%安と他の指数をアンダーパフォームした。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が8.2%安、同じくEVの蔚来集団(9866/HK)が5.3%安、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が5.2%安と下げが目立った。
スポーツ用品関連も安い。李寧(2331/HK)が4.6%、特歩国際(1368/HK)が3.1%、安踏体育用品(2020/HK)が2.7%ずつ下落した。今年下半期の販売状況について、安踏体育用品は慎重な見方を示している。業界全体の販売不振が連想された。
マカオ・カジノもさえない。永利澳門(1128/HK)が4.1%安、美高梅中国HD(2282/HK)が3.8%安、新濠国際発展(200/HK)が3.1%安、澳門博彩HD(880/HK)が2.7%安で引けた。
医薬品セクターも売られる。薬明生物技術(2269/HK)が5.5%安、四環医薬HD集団(460/HK)が4.9%安、康希諾生物(6185/HK)が4.4%安、百済神州(6160/HK)が4.2%安で前場取引を終えた。
半面、海上輸送やコンテナ生産・リースの海運セクターはしっかり。中遠海運能源運輸(1138/HK)が11.3%高、太平洋航運集団(2343/HK)が3.1%高、東方海外(316/HK)が2.6%高、中遠海運発展(2866/HK)が4.0%高、勝獅貨櫃(716/HK)が1.5%高と値を上げた。
一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.51%安の3065.19ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が安い。医薬品株、金融株、ハイテク株、公益株なども売られた。半面、エネルギー株は高い。海運株、インフラ建設株の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国経済の先行き不透明感が意識される流れ。中国当局が新型コロナウイルス感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を持続する中、国内の一部地域では行動抑制など防疫措置が強化されている。人民元安の動きも不安視。米10年債利回りは19日朝方(日本時間)も節目の4.0%を超えて推移し、外国為替市場ではオフショア人民元が再び元安方向に進んでいる。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.6%安と他の指数をアンダーパフォームした。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が8.2%安、同じくEVの蔚来集団(9866/HK)が5.3%安、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が5.2%安と下げが目立った。
スポーツ用品関連も安い。李寧(2331/HK)が4.6%、特歩国際(1368/HK)が3.1%、安踏体育用品(2020/HK)が2.7%ずつ下落した。今年下半期の販売状況について、安踏体育用品は慎重な見方を示している。業界全体の販売不振が連想された。
マカオ・カジノもさえない。永利澳門(1128/HK)が4.1%安、美高梅中国HD(2282/HK)が3.8%安、新濠国際発展(200/HK)が3.1%安、澳門博彩HD(880/HK)が2.7%安で引けた。
医薬品セクターも売られる。薬明生物技術(2269/HK)が5.5%安、四環医薬HD集団(460/HK)が4.9%安、康希諾生物(6185/HK)が4.4%安、百済神州(6160/HK)が4.2%安で前場取引を終えた。
半面、海上輸送やコンテナ生産・リースの海運セクターはしっかり。中遠海運能源運輸(1138/HK)が11.3%高、太平洋航運集団(2343/HK)が3.1%高、東方海外(316/HK)が2.6%高、中遠海運発展(2866/HK)が4.0%高、勝獅貨櫃(716/HK)が1.5%高と値を上げた。
一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.51%安の3065.19ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が安い。医薬品株、金融株、ハイテク株、公益株なども売られた。半面、エネルギー株は高い。海運株、インフラ建設株の一角も買われた。
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