2022/08/26 13:37
香港前場:ハンセン0.7%高で続伸、上海総合は0.1%上昇
26日前場の香港マーケットは、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比140.37ポイント(0.70%)高の20108.75ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が44.98ポイント(0.66%)高の6893.87ポイントとそろって続伸した。売買代金は583億1770万香港ドルとなっている(短縮取引の25日は906億3300万香港ドル)。
米株高を好感した買いが先行する流れ。米長期金利の上昇一服を手がかりに、昨夜の米市場では主要株価指数がそろって続伸した。米国市場に上場する中国企業の会計監査を巡り、米中の協議が進展しているもよう――などと伝わったことも好材料。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は昨夜、6.3%高と急伸した。また、中国景気の鈍化懸念がくすぶる中、当局が相次ぎ一連の政策パッケージを打ち出したことも引き続き材料視されている。ただ、上値は限定的。中国の電力需給ひっ迫が依然として不安視されているほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)が今夜、ジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)で講演する内容も気がかりだ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が3.0%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.8%高、政府系の華潤ビールHD(291/HK)が2.7%高と上げが目立った。
セクター別では、酒造やレストランチェーンなど飲食関連が高い。上記した華潤ビールのほか、青島ビール(168/HK)が2.2%、百威亜太HD(1876/HK)が1.8%、九毛九国際HD(9922/HK)が5.5%、百勝中国HD(9987/HK)が3.6%、海底撈国際HD(6862/HK)が2.3%ずつ上昇した。青島ビールは中間決算の2割増益も好感されている。
太陽光発電の関連銘柄も急伸。莱特玻璃集団(6865/HK)が13.5%高、信義光能HD(968/HK)が5.1%高、協キン科技HD(3800/HK)が4.3%高、新特能源(1799/HK)が4.2%高と値を上げた。
医薬品セクターもしっかり。薬明生物技術(2269/HK)が5.2%高、中国医療集団(8225/HK)が3.3%高、翰森製薬集団(3692/HK)が3.0%高、百済神州(6160/HK)が2.1%高で引けた。
一方、本土マーケットも小幅ながら続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.09%高の3249.04ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が高い。医薬品株、素材株、公益株、半導体株なども買われた。半面、エネルギー株は安い。不動産株、海運株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米株高を好感した買いが先行する流れ。米長期金利の上昇一服を手がかりに、昨夜の米市場では主要株価指数がそろって続伸した。米国市場に上場する中国企業の会計監査を巡り、米中の協議が進展しているもよう――などと伝わったことも好材料。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は昨夜、6.3%高と急伸した。また、中国景気の鈍化懸念がくすぶる中、当局が相次ぎ一連の政策パッケージを打ち出したことも引き続き材料視されている。ただ、上値は限定的。中国の電力需給ひっ迫が依然として不安視されているほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)が今夜、ジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)で講演する内容も気がかりだ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が3.0%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.8%高、政府系の華潤ビールHD(291/HK)が2.7%高と上げが目立った。
セクター別では、酒造やレストランチェーンなど飲食関連が高い。上記した華潤ビールのほか、青島ビール(168/HK)が2.2%、百威亜太HD(1876/HK)が1.8%、九毛九国際HD(9922/HK)が5.5%、百勝中国HD(9987/HK)が3.6%、海底撈国際HD(6862/HK)が2.3%ずつ上昇した。青島ビールは中間決算の2割増益も好感されている。
太陽光発電の関連銘柄も急伸。莱特玻璃集団(6865/HK)が13.5%高、信義光能HD(968/HK)が5.1%高、協キン科技HD(3800/HK)が4.3%高、新特能源(1799/HK)が4.2%高と値を上げた。
医薬品セクターもしっかり。薬明生物技術(2269/HK)が5.2%高、中国医療集団(8225/HK)が3.3%高、翰森製薬集団(3692/HK)が3.0%高、百済神州(6160/HK)が2.1%高で引けた。
一方、本土マーケットも小幅ながら続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.09%高の3249.04ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が高い。医薬品株、素材株、公益株、半導体株なども買われた。半面、エネルギー株は安い。不動産株、海運株も売られた。
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