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2022/04/19 10:45

反落、ハンセンは398ポイント安 無料記事

ハンセン指数          21120.58 -397.50 -1.85%
中国本土株指数(旧H株指数) 7221.89 -163.69 -2.22%
レッドチップ指数        4068.25 -47.04 -1.14%

 連休明け19日の香港マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標のハンセン指数が4日ぶりに反落している。内外環境の不透明感で売られる流れ。インフレ高進の警戒感で昨夜の米株が続落したことや、中国の景気先行き不安が重しとなっている。香港休場中の18日に公表された各種経済統計では、3月の小売売上高が前年同月比3.5%減となり、市場予想(3.0%減)以上に落ち込んだ。1〜3月期GDPは前年同期比で4.8%増加し、市場予想(4.2%増)を上回ったが、エコノミストからは、新型コロナウイルス感染拡大の影響などで、「今後数カ月で景気が大幅に減速するリスクがある」との指摘もある。また中国人民銀行(中央銀行)が15日、預金準備率を引き下げると発表したことについては、すでに観測が広がっていたことや、利下げ幅が予想ほどではなかったとの見方もあり、好感する買いは限定的だ。
 個別では、招商銀行(チャイナ・マーチャンツ・バンク:3968/HK)が11.2%安。行長の田恵宇氏が突然辞任したことが売り材料視されている。ほか、主要銘柄の値下がり率は、安踏体育用品(ANTAスポーツ・プロダクツ:2020/HK)が5.3%、李寧(リーニン:2331/HK)が4.9%、海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)が4.6%、碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)が3.7%など。


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