19日の本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比6.35ポイント（0.20％）高の3201.87ポイントと3日ぶりに反発している。
　中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国の劉鶴・副首相は18日、新型コロナウイルスの感染拡大で混乱する国内の物流とサプライチェーンについて、安定化させる必要があるとの認識を示した。また、あす公表される銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート（LPR）」が引き下げられるとの観測も強まっている。先週発表された預金準備率引き下げに関しては、下げ幅が予想ほどではなかったとの見方も一部でみられた。
　主要銘柄の値上がり率は、貴州茅台酒（貴州マオタイ：600519/SH）が2.1％、中遠海運HD（601919/SH）が2.0％、内蒙古伊利実業集団（600887/SH）が1.6％、長城汽車（601633/SH）が1.5％、隆基緑能科技（601012/SH）が1.4％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.01ポイント（0.00％）安の290.83ポイント、深センB株指数が2.66ポイント（0.25％）高の1062.70ポイントで推移している。


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