2022/08/11 16:27
中国大引:上海総合1.6%高で反発、金融セクター上げ主導
11日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比51.65ポイント(1.60%)高の3281.67ポイントと反発した。
米利上げ加速の懸念が後退し、投資家に買い安心感が広がる流れ。7月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、金融当局が利上げペースを拡大するとの警戒感が薄らいだ。中国当局の景気下支えスタンスもプラス。中国人民銀行(中央銀行)は10日、第2四半期(4〜6月)の金融政策執行報告を発表し、政策実施の強化と適度な流動性を確保する方針を示した。指数は徐々に上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
金融株が上げを主導。中国人寿保険(601628/SH)が5.8%高、中国平安保険(601318/SH)が2.6%高、招商銀行(600036/SH)が3.7%高、中信建投証券(601066/SH)が8.4%高で引けた。
ITハイテク株も高い。IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が7.3%、金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)が4.2%、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が3.2%、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が2.5%ずつ上昇した。
消費関連株も物色される。自動車の広州汽車集団(601238/SH)が3.2%高、家電の海爾智家(600690/SH)が3.0%高、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.6%高、白酒(中国の蒸留酒)の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.6%高で取引を終えた。医薬品株、不動産株、運輸株、公益株、エネルギー株、素材株なども買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.94ポイント(0.97%)高の307.31ポイント、深センB株指数が7.48ポイント(0.60%)高の1264.06ポイントで終了した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米利上げ加速の懸念が後退し、投資家に買い安心感が広がる流れ。7月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、金融当局が利上げペースを拡大するとの警戒感が薄らいだ。中国当局の景気下支えスタンスもプラス。中国人民銀行(中央銀行)は10日、第2四半期(4〜6月)の金融政策執行報告を発表し、政策実施の強化と適度な流動性を確保する方針を示した。指数は徐々に上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
金融株が上げを主導。中国人寿保険(601628/SH)が5.8%高、中国平安保険(601318/SH)が2.6%高、招商銀行(600036/SH)が3.7%高、中信建投証券(601066/SH)が8.4%高で引けた。
ITハイテク株も高い。IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が7.3%、金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)が4.2%、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が3.2%、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が2.5%ずつ上昇した。
消費関連株も物色される。自動車の広州汽車集団(601238/SH)が3.2%高、家電の海爾智家(600690/SH)が3.0%高、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.6%高、白酒(中国の蒸留酒)の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.6%高で取引を終えた。医薬品株、不動産株、運輸株、公益株、エネルギー株、素材株なども買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.94ポイント(0.97%)高の307.31ポイント、深センB株指数が7.48ポイント(0.60%)高の1264.06ポイントで終了した。
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