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2022/07/19 13:28

香港前場:ハンセン1.2%安で反落、上海総合は0.3%下落 無料記事

19日前場の香港マーケットは、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比240.54ポイント(1.15%)安の20605.64ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も88.98ポイント(1.24%)安の7079.91ポイントとそろって反落した。売買代金は448億1090万香港ドルに縮小している(18日前場は660億1200万香港ドル)。
 中国などの新型コロナウイルス感染再拡大が売り材料視される流れ。国家衛生健康委員会(NHC)が19日朝方発表したところによれば、18日に確認された新規市中感染者数(症状あり)は199人に達し、前日の117人から大幅に増えた。感染力のより強いオミクロン派生型「BA.5」の感染が確認された四川省の省都、成都市は18日午前から7日間、一部施設の営業停止や市民の移動制限を実施。上海市では19〜21日にかけ、市内9地区で大規模検査を実施する予定だ。実体経済に対する悪影響が危ぐされている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が5.2%安、スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(2020/HK)が4.1%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が3.3%安と下げが目立った。
 セクター別では、レストランチェーンや酒造など飲食関連が安い。九毛九国際HD(9922/HK)が2.9%、海倫司国際HD(9869/HK)が2.8%、海底撈国際HD(6862/HK)が2.7%、青島ビール(168/HK)が2.1%、華潤ビールHD(291/HK)が1.7%ずつ下落した。
 マカオ・カジノもさえない。澳門博彩HD(880/HK)が2.8%安、銀河娯楽集団(27/HK)が2.5%安、金沙中国(1928/HK)が2.0%安、美高梅中国HD(2282/HK)が1.7%安で前場取引を終えた。
 自動車セクターも売られる。小鵬汽車(9868/HK)が5.8%安、蔚来集団(9866/HK)が2.6%安、五菱汽車集団HD(305/HK)が2.5%安、比亜迪(1211/HK)が2.2%安と値を下げた。
 本土マーケットも反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.29%安の3268.52ポイントで前場の取引を終了した。医薬品株が安い。食品・酒造株、半導体株、空運株、インフラ関連株、エネルギー株、公益株なども売られた。半面、自動車株は高い。不動産株、銀行株、素材株も買われた。



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