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2022/08/03 13:29

香港前場:ハンセン0.6%高で反発、上海総合は0.4%上昇 無料記事

3日前場の香港マーケットは、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比120.34ポイント(0.61%)高の19809.55ポイントと反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が53.69ポイント(0.80%)高の6755.76ポイントと6日ぶりに反発した。売買代金は546億8310万香港ドルに縮小している(2日前場は676億530万香港ドル)。
 自律反発狙いの買いが先行する流れ。前日の相場では、ハンセン指数が2.4%安と急落し、約2カ月半ぶりの安値を付けていた。ただ、米中間の緊張が不安視される中で上値は重い。対中強硬派として知られる米政権ナンバー3のペロシ米下院議長は2日に訪台し、台湾を自国領と見なす中国は猛反発している。中国人民解放軍は2日夜から新たな軍事演習を始めた。4日からは台湾を囲み6カ所で訓練する。(亜州リサーチ編集部)
 「ニューエコノミー」関連銘柄が全体相場をけん引。ハンセン科技(テック)指数は2.3%高と他の指数をアウトパフォームした。構成する主要銘柄では、Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団HD(9988/HK)が3.9%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(700/HK)が2.6%高と値を上げている。
 半導体セクターも高い。中芯国際集成電路製造(981/HK)が8.6%、晶門半導体(2878/HK)が7.7%、華虹半導体(1347/HK)が4.6%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.2%ずつ上昇した。
 中国自動車セクターもしっかり。吉利汽車HD(175/HK)が5.9%高、広州汽車集団(2238/HK)が2.4%高、北京汽車(1958/HK)が2.0%高、蔚来集団(9866/HK)が1.2%高で引けた。
 半面、中国不動産セクターは安い。合景泰富集団HD(1813/HK)が5.2%、中国海外発展(688/HK)が2.9%、華潤置地(1109/HK)が2.7%、碧桂園HD(2007/HK)が1.5%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.40%高の3199.12ポイントで前場の取引を終了した。軍事関連株が高い。消費関連株、ハイテク株、エネルギー株、医薬品株、素材株、海運株なども買われた。半面、不動産株は安い。銀行・保険株、空運株、農業関連株も売られた。



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