27日の本土マーケットは、日本時間の午前10時39分現在、主要指標の上海総合指数が前日比11.17ポイント（0.39％）高の2897.60ポイントと3日ぶりに反発している。
　中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国営メディアが26日報じたところによれば、政府は経済成長を促し、内需を拡大するため、インフラ建設を強化する方針だ。また、上海総合指数はこのところ急ピッチに下落し、前日は約1年11カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいただけに、値ごろ感も着目されている。ただ、上値は限定的。首都北京市で新型コロナウイルス感染の検査が大規模に実施されるなか、ロックダウン（都市封鎖）の警戒感も漂っている。
　主要銘柄の値上がり率は、中国交通建設（601800/SH）が5.9％、三一重工(600031/SH)が5.4％、安徽海螺セメント(600585/SH）が5.3％、国電南瑞（600406/SH）が4.0％、貴州茅台酒（貴州マオタイ：600519/SH）が3.2％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.49ポイント（0.18％）高の276.15ポイント、深センB株指数が7.70ポイント（0.77％）安の997.40ポイントで推移している。


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