/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2023/06/14 10:44

続伸、ハンセンは25ポイント高 無料記事

ハンセン指数          19546.58  +25.16 +0.13%
中国本土株指数(旧H株指数) 6631.01  +12.72 +0.19%
H科技(テック)指数      4071.27   +33.07 +0.83%

 14日の香港マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標のハンセン指数が6日続伸している。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国の国家発展改革委員会など4部門は13日、企業のコスト低減に向けた22項目の措置を発表した。金融緩和の期待も高まる。中国人民銀行(中央銀行)は13日、7日物リバースレポ金利と常設貸出ファシリティ(SLF)金利を引き下げた。このことを踏まえ、今週15日に公表される今月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利や、20日公表の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、引き下げ観測が流れている。また、前日引け後に発表された5月の金融統計は下振れたものの、嫌気する売りは限定的。むしろ、景気支援の動きが強まるとの期待につながっている。
 ただ、上値は重い。ハンセン指数はこのところの連騰で、約3週ぶりの高値水準を回復している。また、日本時間15日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や、15日に5月の中国経済指標がまとめて公表される(小売売上高や鉱工業生産など)ことも気がかり材料となった。
 主要銘柄の値上がり率は、中国宏橋集団(チャイナ・ホンチョオ・グループ:1378/HK)が2.9%、碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)が2.8%、創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が2.1%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.0%、東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)が1.9%など。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース