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2023/01/10 13:31

香港前場:ハンセン0.3%安で反落、上海総合は0.2%下落 無料記事

 10日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比72.32ポイント(0.34%)安の21316.02ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が33.43ポイント(0.46%)安の7252.64ポイントとそろって反落した。売買代金は729億8120万香港ドルにやや縮小している(9日前場は859億4150万香港ドル)。
 売り圧力が意識される流れ。前日のハンセン指数は大きく上昇し、昨年7月以来の高値水準を更新している。米金融当局者のタカ派(引き締めに積極的)発言も重し。アトランタ連銀のボスティック総裁は9日、4〜6月までに金利を5%超に引き上げ、それを長期にわたり維持する必要があると述べた。もっとも、下値は限定的。中国リオープン(経済再開)の進展や、当局の景気重視スタンスが相場を下支えしている。中国人民銀行(中央銀行)の共産党委員会書記を務める郭樹清氏(中国銀行保険監督管理委員会主席を兼任)はこのほど、「中国の経済成長は迅速に正常化する」との見解を示した上で、民間企業への支援を強化し、プラットフォーム企業の健全な発展を促す方針を表明した。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、香港不動産デベロッパー大手の新世界発展(17/HK)が2.4%安、ビールメーカー大手の百威亜太HD(1876/HK)が2.2%安、電池・自動車メーカーの比亜迪(1211/HK)が2.0%安と下げが目立った。比亜迪については、主要株主による保有株の売却がネガティブ材料。米投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK/NYSE)は、保有する比亜迪株の売却を継続している。複数の香港メディアが9日付で伝えたところによれば、バークシャーの発行済みH株数ベースの持ち株比率は14.06→13.97%に低下した。
 セクター別では、海運が安い。海豊国際HD(1308/HK)が3.7%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が1.7%、東方海外(316/HK)が1.6%、中遠海運HD(1919/HK)が1.2%ずつ下落した。
 ツアーやチケット販売の旅行関連もさえない。香港中旅国際投資(308/HK)が2.8%安、携程集団(9961/HK)が2.7%安、縦横遊HD(8069/HK)が1.2%安、東瀛遊HD(6882/HK)が1.1%安で引けた。
 半面、マカオ・カジノは高い。永利澳門(1128/HK)が4.9%、新濠国際発展(200/HK)が4.8%、美高梅中国HD(2282/HK)が4.0%、金沙中国(1928/HK)が3.4%ずつ上昇した。カジノ客増の期待が高まる。水際対策の緩和を受け、マカオを訪問する旅客が急増。緩和初日となった8日には延べ3万9606人に達し、2022年の1日当たり平均値と比較して153.5%増加した。
 一方、本土マーケットは7日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.18%安の3170.41ポイントで前場の取引を終了した。銀行・保険株が安い。資源・素材株、自動車株、不動産株、公益株、海運株、軍事関連株なども売られた。半面、医薬品株は高い。酒造・食品株、半導体株、証券株も買われた。



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