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2022/11/18 13:34

香港前場:ハンセン0.6%高で3日ぶり反発、上海総合は0.1%下落 無料記事

 18日前場の香港マーケットは、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比100.80ポイント(0.56%)高の18146.46ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が50.93ポイント(0.83%)高の6191.50ポイントとそろって3日ぶり反発した。売買代金は777億6850万香港ドルとなっている(17日前場は776億8070万香港ドル)。
 ネット大手の決算好感で買われる流れ。電子商取引(Eコマース)中国最大手の阿里巴巴集団HD(9988/HK)がが公表した7〜9月期決算は予想外の赤字転落だったものの、特別項目を除いた1株利益は市場予想を上回り、売上高は2四半期ぶりに増加している。また、自社株買いの拡大方針も発表した。同社株は4.0%上昇している。また、中国オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)は5.9%高。同社の7〜9月期決算は純利益が倍増している。ネット株高を受け、ハンセン科技(テック)指数は2.7%高と他の指数をアウトパフォームした。(亜州リサーチ編集部)
 教育サービスの銘柄群も高い。希望教育集団(1765/HK)が23.6%、中国教育集団HD(839/HK)が23.3%、民生教育集団(1569/HK)が20.8%、中国東方教育HD(667/HK)が15.3%ずつ上昇した。
 医療サービスの銘柄群も物色される。医渡科技(2158/HK)が13.2%高、阿里健康信息技術(241/HK)が9.1%高、京東健康(6618/HK)が3.2%高、平安健康医療科技(1833/HK)が2.5%高で前場取引を終えた。
 半面、中国銀行セクターはさえない。招商銀行(3968/HK)が2.4%、中国工商銀行(1398/HK)が1.9%、交通銀行(3328/HK)が1.4%、中信銀行(998/HK)が1.2%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.11%安の3111.93ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が安い。不動産株、金融株、公益株、軍事関連株なども売られた。半面、医薬品株は高い。ハイテク株、ゲーム株も買われた。



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