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2023/01/06 16:28

中国大引:上海総合0.1%高で5日続伸、ハイテク株に買い 無料記事

 6日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比2.42ポイント(0.08%)高の3157.64ポイントと小幅ながら5日続伸した。約3週ぶりの高値水準に達している。
 前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国のリオープン(経済再開)進展が引き続き材料視された。中国政府は5日、中国本土と香港、マカオの往来を正常化すると表明。足もとでは、首都・北京を含む中国の大都市で、新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化し、人出も回復傾向を示している。ただ、上値は重い。指数はこのところの上昇ピッチが速かったこともあり、売り圧力が意識された。指数はマイナス圏で推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が3.1%高、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が2.6%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が1.9%高、薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が1.5%高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が1.4%高で引けた。
 石炭株もしっかり。広匯能源(600256/SH)が3.9%、陝西煤業(601225/SH)が3.3%、エン鉱能源(600188/SH)が1.4%、ずつ上昇した。公益株、素材株、自動車株、インフラ関連株の一角なども買われている。
 半面、医薬品株は安い。北京同仁堂(600085/SH)が5.0%、山東魯抗医薬(600789/SH)が3.9%、人福医薬集団(600079/SH)が3.3%、河南太龍薬業(600222/SH)が1.6%ずつ下落した。不動産株、金融株、空運株も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.98ポイント(0.34%)高の287.03ポイント、深センB株指数が8.37ポイント(0.71%)高の1179.58ポイントで終了した。




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