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2023/02/03 16:42

中国大引:上海総合0.7%安で3日ぶり反落、金融株が下げ主導 無料記事

 3日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比22.26ポイント(0.68%)安の3263.41ポイントと3日ぶりに反落した。
 売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は今年に入り上昇基調を強め、足もとでは約5カ月半ぶりの高値水準を回復している。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収もネガティブ。人民銀は3日、リバースレポ取引により、満期分との差引で2960億人民元を市中から引き揚げた。前日は4010億人民元を吸収している。(亜州リサーチ編集部)
 金融株が下げを主導。招商銀行(600036/SH)が1.8%安、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.3%安、中国平安保険(601318/SH)が2.4%安、中信建投証券(601066/SH)が1.4%安で引けた。
 消費関連株も安い。免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.0%、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)と家電の海爾智家(600690/SH)がそろって1.7%、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が1.6%、自動車の広州汽車集団(601238/SH)が1.2%ずつ下落した。
 不動産株もさえない。金地集団(600383/SH)が2.4%安、保利地産(600048/SH)が2.0%安、緑地HD(600606/SH)が1.6%安、新城控股集団(601155/SH)が1.3%安で取引を終えた。素材株、医薬品株、半導体株、インフラ関連株、運輸株、公益株、エネルギー株なども売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.55ポイント(0.52%)安の297.73ポイント、深センB株指数が4.72ポイント(0.38%)安の1226.60ポイントで終了した。

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