20日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比5.01ポイント（0.16％）高の3203.85ポイントと続伸している。
　中国経済対策の期待感が引き続き支えとなる流れ。中国景気の回復遅れが不安視される中、足もとでは関係部門が相次ぎ支援策を発表している。また、早ければ来週にも開催される中央政治局会議では、下半期の政策方針が決定される見通し。市場では、財政・金融政策による景気サポートが期待される状況だ。人民元安の一服もプラス。中国人民銀行（中央銀行）は20日、人民元レートの対米ドル基準値を4日ぶりに元高方向で設定した。外国為替市場では、人民元が対米ドルで上昇に転じている。
　主要銘柄の値上がり率は、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が1.6％、万華化学集団（600309/SH）が1.5％、長城汽車（601633/SH）が1.3％、江蘇恒瑞医薬（600276/SH）が1.2％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.35ポイント（0.13％）高の269.10ポイント、深センB株指数が3.34ポイント（0.28％）高の1188.91ポイントで推移している。


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