ハンセン指数 　 　 　　　　　19833.48 　-79.41 -0.40％
中国本土株指数（旧H株指数） 6742.44 　-34.11 -0.50％
H科技（テック）指数 　　　　　4165.02 　 -13.23 -0.32％

　20日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続落している。投資家の慎重スタンスが継続する流れ。5月の経済指標が総じて弱い内容となるなか、証券ブローカー各社が中国の2023年経済成長見通しをそろって引き下げたことが引き続き売り材料視された。金融緩和の期待もやや後退。中国人民銀行（中央銀行）は朝方、中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート（LPR）」について、5年物LPRを4.30→4.20％、1年物LPRを3.65→3.55％に引き下げると発表したが、市場では5年物LPRは4.15％に引き下がるとの予測も高まっていた。もっとも、下値は限定的。「中国当局は景気刺激策の拡大に舵を切った」との見方も根強く、財政政策などに対する期待は続いている。
　主要銘柄の値下がり率は、中国石油天然気(ペトロチャイナ：857/HK)が3.3％、恒安国際集団(ヘンアン・インターナショナル・グループ：1044/HK)が2.8％、碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス：2007/HK)が2.8％、龍湖集団HD(ロンフォー・グループ・ホールディングス：960/HK)が2.0％、中国生物製薬(サイノ・バイオファーマシューティカル：1177/HK)が1.6％など。


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