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2022/12/12 16:29

中国大引:上海総合0.9%安で反落、不動産と金融に売り 無料記事

 週明け12日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比27.91ポイント(0.87%)安の3179.04ポイントと反落した。
 外部環境の不透明感が嫌気される流れ。11月の米生産者物価指数(PPI)が上振れしたことを受け、インフレがピークアウトしたとの見方が後退し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを長期に継続するとの懸念が再び強まった。米金利高が新興国経済の逆風になると警戒されている。ただ、下値は限定的。中国リオープン(経済再開)の進展や、経済対策の期待感が支えだ。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、不動産の下げが目立つ。新城控股集団(601155/SH)が6.0%安、金地集団(600383/SH)と緑地HD(600606/SH)がそろって4.7%安、保利地産(600048/SH)が4.3%安で引けた。
 金融株もさえない。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が3.0%、招商銀行(600036/SH)が2.6%、中国平安保険(601318/SH)が3.0%、中国人寿保険(601628/SH)が2.3%ずつ下落した。素材株、エネルギー株、公益株、消費関連株、インフラ関連株なども売られている。
 半面、医薬品株は高い。広州白雲山医薬集団(600332/SH)が7.5%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が4.5%、上海医薬集団(601607/SH)が3.1%ずつ上昇した。そのほか、深セン上場の山東新華製薬(000756/SZ)がストップ(10.0%)高。同社はこのほど、新型コロナウイルスの防疫対策が見直され、軽症者の自宅隔離が認められたことを受け、関連する医薬品の需要が急増していることを明らかにした。ハイテク株、空運株も買われている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.65ポイント(0.22%)安の290.92ポイント、深センB株指数が6.59ポイント(0.57%)安の1156.66ポイントで終了した。




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