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2022/12/30 13:22

香港前場:ハンセン0.8%高で反発、上海総合は0.6%上昇 無料記事

 大納会となる12月30日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比161.97ポイント(0.82%)高の19903.11ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が54.23ポイント(0.81%)高の6749.80ポイントとそろって反発した。売買代金は462億590万香港ドルとなっている(29日前場は512億40万香港ドル)。
 米長期金利の上昇一服が好感される流れ。米利上げの長期化観測がやや後退する中、昨夜の米債券市場では、米10年債利回りが低下に転じている。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスもプラス。人民銀は30日、リバースレポを通じ、満期分との差引で1810億人民元の資金を市中に供給した。12月26〜30日の1週間では、差引9750億人民元(約18兆5890億円)に達し、2019年1月以来の大きさとなっている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)が4.0%高、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が3.4%高、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)が3.3%高と上げが目立った。
 セクター別では、オンラインゲーム関連が高い。上記した網易のほか、心動(2400/HK)が9.6%、中手遊科技集団(302/HK)が6.8%、IGG(799/HK)が5.0%ずつ上昇した。ゲーム新規承認の加速が改めて材料視されている。国産ゲームのリリース(出版)許可審査は今年4月に9カ月ぶりに再開され、12月の新規承認は128件と11月の70件から大幅に増加した(10月はゼロ、9月は73件など)。中国のゲーム業界に対する政策の風向きは変化している状況。共産党機関紙「人民日報」の電子版、人民網は11月16日、「電子ゲーム産業の価値を深耕する機会を失うべきではない」と題する論説記事を発表した。
 中国保険セクターもしっかり。上述した中国平安保険のほか、新華人寿保険(1336/HK)が5.1%高、中国人寿保険(2628/HK)が2.8%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.6%高と値を上げた。
 自動車セクターも物色される。浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.2%高、理想汽車(2015/HK)と長城汽車(2333/HK)がそろって3.0%高、小鵬汽車(9868/HK)が2.3%高で引けた。中国商務部は29日の記者会見で、消費の回復拡大に注力すると表明。自動車販売を安定化させる方針を示した。
 半面、医薬品・医療機器関連セクターはさえない。百済神州(6160/HK)が2.2%安、石薬集団(1093/HK)が1.9%安、上海復星医薬集団(2196/HK)が1.2%安、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が4.3%安、微創医療科学(853/HK)が1.7%安で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットは3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.61%高の3092.50ポイントで前場の取引を終了した。金融株が高い。消費関連株、運輸株、公益株、エネルギー株、素材株、インフラ関連株、不動産株なども買われた。半面、医薬品株は安い。半導体株も売られた。


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