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2022/11/17 17:36

香港大引:ハンセン1.2%安で続落、本土不動産株高で下げ幅縮小 無料記事

 17日の香港マーケットは、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比210.82ポイント(1.15%)安の18045.66ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が85.14ポイント(1.37%)安の6140.57ポイントとそろって続落した。売買代金は1525億6320万香港ドルにやや縮小している(16日は1732億9500万香港ドル)。
 米ハイテク株安が嫌気される流れ。米半導体大手マイクロンの減産発表を受け、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4.3%安と急落した。米景気懸念も強まる。米債券市場では、10年債利回りが2年債利回りを下回る逆イールド(景気後退の前兆とされる)が一段と広がった。中国の新型コロナウイルス感染再拡大も引き続き売り材料視されている。足もとの新規感染数は、上海市がロックダウン(都市封鎖)中の4月以降で2万人を初突破。一部地区では外出規制など防疫措置が強化されている。人民元安進行の警戒感も再燃。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を5日ぶりに元安方向へと設定した。外国為替市場では、オフショア人民元(対米ドル)が大幅な元安で推移している。ただ、指数は引けにかけて下げ幅を縮小(ハンセン指数は前場2.5%安)。中国経済対策の期待感が相場を下支えした。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)が9.1%安、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が5.7%安、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が5.4%安と下げが目立った。網易に関しては、提携先のゲーム配信終了がネガティブ材料。米ゲーム開発会社のブリザード・エンターテイメントは16日、網易とのライセンス契約を終了すると発表した。美団は株式需給の悪化が懸念されている。インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(700/HK)は昨日、特別中間配当として、保有する美団の株式を分配すると発表した。騰訊株は高くスタートしたものの、程なく失速し、0.8%下げている。また、中升集団など自動車関連については、乗用車販売の低迷がマイナス材料。11月第2週の乗用車小売は27万8000台にとどまり、前月同期比で20%減少した。
 EV(電気自動車)の銘柄群も急落。小鵬汽車(9868/HK)が8.0%安、蔚来集団(9866/HK)が5.9%安、理想汽車(2015/HK)が5.3%安、比亜迪(1211/HK)が2.6%安で引けた。
 非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターもさえない。中国アルミ(2600/HK)が3.6%安、新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.0%安、中国東方集団HD(581/HK)が1.5%安、重慶鋼鉄(1053/HK)が1.3%安、華潤水泥HD(1313/HK)が3.7%安、中国建材(3323/HK)が3.0%安で取引を終えた。
 半面、デベロッパーや管理サービスの中国不動産セクターはしっかり。合景泰富集団HD(1813/HK)が4.6%、雅居楽集団HD(3383/HK)が3.6%、碧桂園HD(2007/HK)が3.0%、雅居楽雅生活服務(3319/HK)が5.2%、碧桂園服務HD(6098/HK)が4.1%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットも続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.15%安の3115.44ポイントで取引を終了した。エネルギー株が安い。発電・電力設備株、消費関連株、素材株、インフラ関連株、海運株、銀行株なども売られた。半面、ITハイテク株は高い。ゲーム株、医薬品株、不動産株、空運株、保険・証券株も買われた。


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