31日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比11.28ポイント（0.35％）安の3212.94ポイントと4日ぶりに反落している。
　投資家の慎重スタンスが強まる流れ。朝方公表された5月の中国製造業PMIは48.8となり、市場予想（49.5）を下回った。景況判断の境目となる50を2カ月連続で割り込んでいる。今月に入り公表された中国指標は、総じて弱い内容だ。また、中国本土の新型コロナウイルス感染再流行や、外国為替市場で対米ドルの人民元安が進行していることも不安視されている。
　主要銘柄の値下がり率は、中国旅遊集団中免（601888/SH）が2.9％、中国神華能源（601088/SH）が1.9％、福莱特玻璃集団（601865/SH）が1.8％、中国人寿保険（601628/SH）が1.7％、中国石油天然気（601857/SH）が1.2％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.77ポイント（0.63％）安の278.05ポイント、深センB株指数が2.19ポイント（0.19％）安の1123.76ポイントで推移している。


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