23日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.98ポイント（0.12％）安の3292.49ポイントと反落している。
　人民元安進行の警戒感が再燃する流れ。23日の外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元が年初来安値を更新し、昨年11月末以来の水準で推移している。中国人民銀行（中央銀行）は23日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を再び元安方向に設定した。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。市場では、「専項債（公益事業向け資金調達を行う特別地方債）を含む新規地方債の発行枠が近く公表される」との観測が広がった。
　主要銘柄の値下がり率は、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が1.9％、山東黄金（600547/SH）が1.7％、曙光信息産業（603019/SH）が1.5％、青島ビール（600600/SH）が1.2％、恒生電子（600570/SH）が1.2％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.16ポイント（0.05％）安の288.96ポイント、深センB株指数が1.23ポイント（0.10％）高の1173.26ポイントで推移している。


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