ハンセン指数 　 　 　　　　　20647.92 +338.79 +1.67％
中国本土株指数（旧H株指数） 7055.68 +133.02 +1.92％
H科技（テック）指数 　　　　　4354.30 +83.98 +1.97％

　31日の香港マーケットは、日本時間の午前10時40分現在、主要指標のハンセン指数が4日続伸している。米株高を好感した買いが先行。中国景気の持ち直し期待も追い風となった。寄り付き直後に公表された今年3月の中国製造業PMIは51.9となり、前月（52.6）からは低下したものの、予想（51.6）は上回っている。また、非製造業PMIは58.2となり、予想（55.0）を大幅に上回った。
　中国テック企業の価値向上を図る動きもプラス。中国電子商取引（Eコマース）大手の京東集団（JDドットコム：9618/HK）は30日引け後、不動産、産業サプライチェーン技術・サービスをそれぞれ手がける子会社2社を分離し、香港メインボードに上場させる計画を明らかにした。これより先には、同業最大手の阿里巴巴集団HD（アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK）がオンライン通販やクラウド、物流など6つの事業グループに分割・再編すると発表している。また、アリババは傘下の物流サービス会社、菜鳥網絡科技（ツァイニャオ）が香港での新規株式公開（IPO）に向けた準備に着手したもよう――とも報じられている。
　主要銘柄の値上がり率は、京東集団が7.9％、阿里巴巴集団が5.0％、申洲国際集団HD(シェンヂョウ・インターナショナル・グループ・ホールディングス：2313/HK)が4.0％、金沙中国(サンズ・チャイナ：1928/HK)が3.4％、中国人寿保険(チャイナライフ：2628/HK)が3.1％など。


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